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「ロシアと言えど土地足りぬ」日本から輸入した中古車、保管場所足りず街にあふれる
ロシアへの経済制裁…トヨタなど日本メーカーが輸出・生産を停止
ロシアがウクライナに侵攻したことから、2022年2月から3月にかけてトヨタなど日本の自動車メーカー各社はロシアへの新車輸出停止や、現地工場の稼働停止、事業撤退などの発表を行いました。
日本以外の自動車メーカーも経済制裁としてこうした事業活動の停止が実施しており、ロシアでは現在、他国の自動車メーカーの新車を買うことが難しくなっています。
また、ロシアへの輸出停止は自動車部品にも及び、ロシア国内の自動車メーカーであっても新車生産が難しくなっています。そのため、ロシア国内の自動車メーカーは、最新の快適装備や安全装備、排気ガスの浄化装置などを備えない車を新車として生産せざるを得ない状況となりました。
“装着義務”が増え大きくなっていく車
日本の中古車に人気が集まる
国外メーカーの新車を手に入れることが難しくなってしまったロシアでは現在、輸入した中古車の需要が急激に拡大。その中でも、日本から輸入する中古車は以前にも増して人気が高まっているといいます。
もともとロシア国内では日本の中古車は人気が高かったのですが、新車を手に入れることが難しくなったことがその人気に拍車をかけ、2022年6月には1万台、7月には1万5千台以上の中古車が日本から輸出されることに。
「日本の中古車を求める問い合わせが殺到している」「日本の中古車であれば売れ残ることはない」とまで言われているようで、ロシアの中古車販売業者は日本の中古車の輸入手続きに追われているようです。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...