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泥酔して1人でタクシーに乗ると警察を呼ばれてしまう理由がシンプルだった
「泥酔した人をタクシーに1人で乗せようとすると乗車を断られる」ということはよく聞かれます。
酒で泥酔した乗客はトラブルを引き起こす可能性もありますが、穏やかに眠っている程度であれば乗せてくれてもよさそうなもの。
なぜタクシーの運転手は泥酔客を嫌がるのでしょうか?それには深い事情がありました。
寝ている乗客をゆすり起こすのもアウト!?
タクシー運転手で生計を立てている筆者の知人から聞いた話では、「会社からは、寝ているお客様の肩をゆすったりするどころか、身体に触ったりして起こすのもNGを出されている」とのこと。
これは万が一、乗客が暴行などで警察沙汰に発展した際、相手の身体を触っていると盗難や「セクシャルハラスメント」(セクハラ)など別の疑惑が浮上し、問題にあげられる可能性があるため。
さらに「乗客の身体に触れられない」という事情から、泥酔客を乗せて警察に向かうことも少なくないそうです。
これは、乗客の身に着けている貴重品が紛失すると、盗難の疑惑で真っ先に疑われるのがタクシー運転手となる確率が高いから。酷く泥酔した乗客を乗せてしまったら、警察に駆け込んで警察官に乗客の対応を頼るしかないのが現状だそうです。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。