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サンキューハザードは本当に必要?「デキる」ドライバーほど使うってホント?
周囲が安全かつ気持ちよく走ることができるなら、使ってもよいのでは
サンキューハザードの歴史を遡ると、トラックドライバーの話になってきます。夜通しトラックを走らせ続けているトラックドライバーの間には暗黙のルールが存在していました。
例えば、車線変更する他車に前方を譲る際にはパッシングやヘッドライトを一瞬消す動作を行ったり、前の車両が遅く自身の運送スケジュールを妨げるような際には、右ウインカーを出すこともありました。つまりサンキューハザードは、プロドライバーの間で自然に誕生したルールのひとつだったのです。それが一般のドライバーへも広まり、現在の状況になったということなのです。
トラックドライバーが使い始めたのは、スマートフォンどころか携帯電話すらなく、もっぱら無線がコミュニケーション手段だった時代のことです。
私自身、サンキューハザードが元となったトラブルというのは耳にしたことがありませんし、“同じ道路を使って走る者同士が安全かつ気持ちよく走ることができる”ためのタイミングやシチュエーションであれば、サンキューハザードを使用した方が良いとは考えています。
「サンキューハザード」は違反って本当?本来の意味は?
サンキュークラクションは法律違反で罰金!?
- 執筆者プロフィール
- 小松 男
- 幼少時からクルマ、バイクをはじめ乗り物全般の運転を好み、社会人になり中古車業を営むも上手くいかず業界から離脱。その後は出版社に勤め、幅広く雑誌媒体を手掛ける。こだわりがないというこだわりを掲げる昭...