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「あおり運転をしたことを後悔していますか?」回答結果に驚愕…厳罰化は意味なしか、減らない身勝手ドライバー
厳罰化されてもなお発生する「あおり運転」問題
近年、ニュース等で報じられることが非常に増えたあおり運転。ドライブレコーダーが普及し、”あおり運転の証拠”が拡散されるようになったことで、今では社会問題にまで発展しています。
あおり運転によって悲惨な死亡事故につながってしまうケースも多く、2020年には「あおり運転の厳罰化」が行われました。
しかしながら、厳罰化されてもなおあおり運転は多数発生しており、いつ誰が被害を受けてもおかしくない状況です。
あおり運転は、些細なことがきっかけとなって発生することも珍しくありません。あおり運転に発展してしまうケースについて確認し、いつでも身を守れるようにしておきましょう。
あおり運転をした人は何がきっかけ?
弁護士ドットコム株式会社は、あおり運転に関する実態調査を行い、その結果を公表しています。
同社の調査結果(2023年3月)では、『あおり運転をしたことがある』と回答した方は約2割、そしてあおり運転をした理由で最も多かったのは、『前の車のスピードが遅かった』というもの(58.7%)。2番目に多いのが『急な車線変更で前に割り込まれた』という理由でした(27.2%)。
つまり、あおり運転は『前の車のスピードが遅い』『自車の前に割り込まれた』という理由から発生することが多いということです。
また、チューリッヒ保険会社が公開した調査結果(2022年)によれば、ドライバーの約半数が『あおり運転をされた経験がある』と回答。
「どのようなあおり運転をされたか」という質問では、『車に激しく接近し、もっと早く走るよう挑発してきた』という回答が75%を占めています。
その際の対応としては、『道を譲った』『何もしなかった』という回答が8割を占めており、“なんとかその場をやり過ごす”というドライバーが多いようです。
- 執筆者プロフィール
- 成田 佑真
- 1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...