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「そのド派手な外観から霊柩車の利用が減少中」代わりに選ばれた車に納得

寝台車の使用状況は?実情を葬儀会社に聞いてみた

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実際のところ、寝台車が霊柩車として使用される割合はどの程度なのでしょうか?寝台車を用いた「小さなお葬式」などの事業を手がける株式会社ユニクエストの担当者に、寝台車の使用状況について話を伺ってみました。

――最近では霊柩車と寝台車、どちらを利用したいと希望する人が多いのでしょうか?

「お選びいただく方が多い家族葬向けのプランでは、『霊柩車』ではなく寝台車をご用意しております。小さなお葬式は、最低限必要な物品・サービスに絞って費用を適正価格に見直したサービスのためです。ですので、お客様からのご希望がございましたら『霊柩車』への変更もオプションで承っておりますが、『寝台車を利用される方がほとんどです。

ちなみに同社では霊柩車の発注がほとんどないため、利用者層に関するデータもあまりないとのことでした。

お葬式に関する全国調査(第1~5回)を見ても、葬儀にかかる金額は平均100万~200万円以上。走行距離や葬儀業者によっても価格は変わってきますが、少しでも価格を抑えるために「寝台車」を選択するパターンも増えているのかもしれませんね。

昨今増えるコンパクトな家族葬にも向いていると利用者は増加

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霊柩車と比べてコストダウンは大きいメリットですが、利用する側の利便性も気になるところ。使用したご遺族の反響についても、株式会社ユニクエストに伺ってみました。

担当者によると、利用者から「お葬式は小さく家族のみで執り行いたい」「派手にしたくない」という声を多くいただいているそう。もちろん予算によりけりですが、増えつつあるコンパクトな家族葬においても不便さを感じることはなさそうです。

実際にネット上では、「祖母の葬儀の際、寝台車であれば火葬場まで遺族も乗ることができると聞いた。少しでも祖母と一緒に居たいという気持ちから、霊柩車ではなく寝台車を使用しました」「霊柩車は金箔などド派手な印象があるので、寝台車を選択した」などの声も。ご遺族の気持ちや置かれた状況に寄り添った葬儀方法を模索するうえで、葬儀に関わる車の選び方も一緒に考える必要がありますね。

低コスト化があらゆるところで進む現代。時代の変化とともに変化する霊柩車は世相を反映するアイテムの一つなのかもしれません。

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執筆者プロフィール
小高皐月
小高皐月
1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...

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