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SUVのフロントに付いているアイツ…「スキッドプレート」がまさかの役割を担ってた
SUVのフロントに付いているアレって何?
トヨタ RAV4をはじめ、アウトドアやオフロードの雰囲気を演出しているモデルのフロント回りを見てみると、バンパー下部が色違いになっていることに気づくはず。
何か別のパーツが付いているようにも見えますが、触ってみるとバンパーの一部であり、シルバーなどの塗装がされているだけ。一体、何のためなのでしょう?
実はこれ、「スキッドプレート」というパーツを模したデザインなんです。スキッドプレートは四輪駆動車のオフロード走行用パーツのネーミングで、ラリー車などでは「アンダーガード」と呼ばれています。
基本的には、車体の下部、エンジンやサスペンション、駆動系などを守るためのパーツですが、スキッドプレートとアンダーガードでは想定されている機能が若干異なります。
ラリー車などの場合は未舗装路(グラベルとも)と言っても、ダート路がほとんど。このダート路を高速で走ると、砂利や石などが跳ね上がり、車両の下部を激しく叩きます。これがサンドブラスターのようになり、最悪の場合は車両にアクシデントを起こします。
またジャンプスポットで激しく飛ぶと、着地の際に車体下部を路面に打ち付けることがあります。そんな障害から車体の下を守るのがアンダーガードです。アンダーガードの場合、前部から中央部、場合によっては後部ギリギリまで金属製プレートで覆うケースがあります。
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...