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中国車VSトヨタ車・品質調査第2弾! 分解して中身を確かめたてみたら…

比較して分かったトヨタ車の美点と欠点

テストを行ったDongchediはこれらの結果からトヨタ RAV4とハヴァル ダルゴのどちらにも美点と欠点があるため、単純に優劣は付けられないと述べています。

たしかに、似た車ではあるものの、車自体のキャラクターは大きく異なるため、比較しきれない部分はあります。しかし、同時にパート1動画のバンパービームの強度を比較も含めて、RAV4の優れたテスト結果には驚かされたとも述べています。

トヨタ車はボディがサビやすい!?

ただしキャビン内の浸水テストの結果からは、RAV4のボディはサビびやすいことが分かっており、防食保護のメッキ処理の性能が不足していると指摘しています。もちろんダルゴも錆びますが、RAV4はよりはサビが目立だないそうです。

また、不整地走行の長期テストの結果、分解したRAV4のエンジン内部には細かな砂が入り込み、シリンダー内壁やカムシャフト山に微細な傷が確認されたそうです。RAV4での不整地走行はエンジンの寿命を著しく縮める可能性があるとも指摘しています。

とはいえ、RAV4のエンジンのタイミングチェーンに関しては非常に交換しやすい設計になっていると称賛。さらにはシリンダー潤滑のオイルジェット構造など、細部の設計が非常に興味深いと述べています。

中国車はまだまだ改善の余地がある

Dongchediは「ここ数年中国車は進歩しておらず、まだまだ改善の余地がある。中国車は世界から懐疑的な目で見られているが、分解したトヨタ車から学んだ改善を進めることで中国車は世界に通用できる車になる」とのコメントで動画の最後を締めています。

確かに中国車と日本車の差は少なくなっているけれど…

©เลิศลักษณ์ ทิพชัย/stock.adobe.com

中国車の遮音材には、すでに日本では規制されているアスベストが使われているという噂があります。また、防錆処理として優れた耐食性を誇る6価クロムメッキは、自主規制によりEUや日本では現在すでに使用されていません。

とはいえ2本の動画ではそこまでの詳細には触れられていないため、中国でどのように車がつくられているか真相は定かではありません。

日本車を超えるには相応の時間と費用がかかる

今回比較されたハヴァル ダルゴはモノコックボディのオフロードカー。それに対し、トヨタ RAV4は汎用性が高いクロスオーバーSUVです。特定の条件に特化したものほどつくりやすく、汎用的なものほど難しいのは、車に限らず多くの製品に共通している事実です。

さらに、高いレベルでつくろうとするほど、排ガスや使用部材をはじめとする環境対策などのさまざまな規制がつきまといます。

確かに近年では中国車と日本車との性能差は著しく小さくなっています。しかし、ここから先は見様見真似では模倣しきれない領域です。それは細かな技術研究の積み重ねが物を言う領域であり、それをひっくり返すには多大な時間と費用を必要とするでしょう。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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