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ウソでしょ!?オープンカーは走っている限り雨が当たらないって本当なの?
晴れた日はオープンカーに乗ってドライブ。誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。そんなオープンカーには「走っている限り雨が当たらない?!」という噂がありますが、実際にはどうなのでしょうか。
当たり前だが、雨が降れば濡れてしまう
オープンカーのルーフ(屋根)は大きく分けて2種類あります。ルーフがボディと同素材(または金属製)のハードトップと言われるタイプと、幌と呼ばれる柔らかい素材でできたソフトトップと言われるタイプがあります。
今回はソフトトップのルーフを採用した、1990年代後半のベントレー「Azure」に乗っていた知人に、「走っている限り雨が当たらない」という噂を含め、オープンカーの良いところ、悪いところなど、色々と話を聞いてみました。
「まず、結論から言いますと、走っていても雨が降れば濡れます。信号で停まっているときよりは、走っていたほうが濡れないような気もしますが、実際のところは濡れてしまいます。
座席シートが本革製の場合、雨に濡れるとシミができてしまうため、手入れには気を遣うのも事実です。ルーフを全開にするときは気象状況などを入念にチェックし、絶対に雨が降らないと確信できる日以外は閉めていました。
ちなみに車種によって異なりますが、ルーフを開閉する時間は30秒前後です。電動で開閉できるので楽に開閉できます。」
屋根を閉めていれば濡れないが、別の不便さも?
さらに知人によれば、オープンカーのルーフを閉めて雨に濡れずに済んだとしても、ドライブ時に気なる点があるとのこと。詳しく聞いてみました。
「屋根を閉めて乗っていても、車外の音はけっこう聞こえます。気密性が高い車種でも、車外のロードノイズや他の車の走行音などの騒音は結構聞こえてきます。
閉めていても雨が降ると、雨がルーフに当たる音が結構大きく聞こえます。どしゃ降りの雨のときは、会話が聞き取りにくくなるほどです。」
オープンカーの屋根を閉めていても、雨が降ってくると会話の声や音楽が聴こえにくくなるという不便さもあるようですね。
- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...