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軽自動車「軽貨物1BOX(キャブオーバーバン・軽商用車)」人気ランキング全9車種&評価口コミまとめ
MOBY編集部インターネット調査チームが総力を挙げて軽自動車「軽貨物1BOX(キャブオーバーバン・軽商用車)」について、2019年通年販売台数から人気ランキングを作成、各モデルの試乗評価やユーザーの声をインターネットから徹底情報収集しました。
目次
軽貨物1BOX(キャブオーバーバン・軽商用車)人気ランキング(2019年通年)
順位 | メーカー名 | 車名 | 販売台数 |
1 | スズキ | エブリイ | 73,424 |
2 | ダイハツ | ハイゼットカーゴ | 69,487 |
3 | ホンダ | N-VAN | 45,230 |
4 | 日産 | NV100クリッパー | 28,828 |
5 | トヨタ | ピクシスバン | 24,103 |
6 | 三菱 | ミニキャブバン | 6,112 |
7 | マツダ | スクラムバン | 5,364 |
8 | スバル | サンバーバン | 4,468 |
9 | 三菱 | ミニキャブ・ミーブ | 521 |
現在の軽貨物1BOXの主なランキング構成は、エブリイとハイゼットカーゴの2トップに、そのOEMモデルがぶら下がる形です。2018年からN-VANが新規参入しましたが、古株の築いたマーケットを崩せずにいます。9位の異端児、電気自動車のミーブが下火になっている点も含めて、こうした構図はしばらく変化しないと思われます。
【1位】スズキ・エブリイ(73,424台)
事業用車として街中でよく見かけるスズキ エブリイ。仕事用に購入して趣味にも使うユーザーも多く、MTのターボに乗るためにエブリイを選ぶケースもあるようです。ユーザーの評価観点は幅広く、キビキビとした走りや高速時の高い安定性といった走行性能関連から、メーター表示の見やすさやカップホルダーの位置など細かい工夫までさまざまでした。スズキ独自のAGSによる変速時に若干のショックが起きるらしく、人によっては不快感を感じる場合もありそうです。
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本日の在庫数 4590台 平均価格 109万円 支払総額 14~405万円
【2位】ダイハツ・ハイゼットカーゴ(69,487台)
建設業や配送業で大活躍のダイハツ ハイゼットカーゴ。事業用以外にも、プライベートのレジャーやアウトドアとしても使われるようです。機能性重視のため、装飾や快適装備は最低限ですが、シンプルな構造はDIYにも向いています。気になる点として、積荷が多いときにエンジン音が大きくなる現象や悪路での振動の大きさを挙げるユーザーが一定数いました。基本的には1~2名乗車+荷物、という使い方を想定しているため、ファミリーユースには向かないそうです。
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本日の在庫数 3684台 平均価格 91万円 支払総額 11~403万円
【3位】ホンダ・N-VAN(45,230台)
2018年7月に発売した商用車の新生 ホンダ N-VAN。快適性や楽しさはあえて排除された「働く車」に徹するスタイルに加え、従来の商用車にはなかった鮮やかなカラーやフレンドリーなフロントマスクの新世代感に好感触を示すユーザーが多い印象です。助手席側のピラーレス構造やフルフラット化の簡易さ、アクティブクルーズコントロールなどの先進機能で実用性は素晴らしい仕上がりとのこと。
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本日の在庫数 956台 平均価格 165万円 支払総額 165~165万円
【4位】日産・NV100クリッパー(28,828台)
日産 NV100クリッパーは、スズキ エブリイのOEMモデル。商用としての実用性・積載性は当然として、やはりエブリイ同様5速AGSに関するレビューが目立ちました。AGSを便利で楽しい機構と感じられるか否かで、変速時のショックをストレスと捉えるか否かが分かれる印象です。装備が最低限でカスタムの余地が多いため、事業用だけでなく遊びのツールとして利用するユーザーにも注目されています。
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本日の在庫数 476台 平均価格 140万円 支払総額 33~1,450万円
【5位】トヨタ・ピクシスバン(24,103台)
トヨタ ピクシスバンは、ダイハツ ハイゼットカーゴのOEMモデル。ピックアップ仕様の「デッキバン」が採用されていない点以外は、ハイゼットカーゴと同一内容です。レビュアーはビジネスユーザーが大半で、荷物の積み下ろしがしやすい両側スライドドアや市街地配送に便利な小回りの良さ、後席の収納スペースの広さなどが評価されていました。快適性が乗用ワゴンに劣る点はほとんどのユーザーが受け入れています。
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本日の在庫数 271台 平均価格 87万円 支払総額 20~325万円
【6位】三菱・ミニキャブバン(6,112台)
三菱 ミニキャブバンは、スズキ エブリイのOEMモデル。スズキのR06A型エンジンや5速のAGS、各種先進安全装備、内外装すべて流用しており、レビュー内容もエブリイとほとんど変わりません。軽商用車として求められる積載性・機動性(外回りの良さ)・トルクバランスなどの性能は十分として、シートの固さやシフトフィールの悪さについては課題が残るというコメントが多い印象でした。
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本日の在庫数 550台 平均価格 67万円 支払総額 15~185万円
【7位】マツダ・スクラムバン(5,364台)
マツダ スクラムバンは、スズキ エブリイのOEMモデル。同一商品がスズキ・日産・三菱・マツダの4社にまたがる図式なので、ユーザーはディーラーとの関係や値引き条件の違いによって車種を選んでいるようです。メイン購入層のビジネスユーザーは、積載能力や運転席周りのゆとり、天井にある細かい収納スペースなど、単独もしくは2人で運搬作業をする際の使い勝手を高く評価しています。
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本日の在庫数 319台 平均価格 74万円 支払総額 20~262万円
【8位】スバル・サンバーバン(4,468台)
スバル サンバーバンは、ダイハツ ハイゼットカーゴのOEMモデル。2012年にダイハツ設計となる以前のスバル製サンバーは、RR駆動にスーパーチャージャー付きのマニアックな仕様から「農道のポルシェ」と称されていました。現在でも旧サンバーのレビューやOEM化を惜しむ声が多く、他の軽商用車とは少し雰囲気が異なります。現行モデルの評価は可もなく不可もなく、ハイゼットカーゴと同様に事業用車としての実用性が一定の評価を受けていました。
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本日の在庫数 555台 平均価格 68万円 支払総額 15~550万円
【9位】三菱・ミニキャブ・ミーブ(521台)
三菱 ミニキャブ ミーブは、ミニキャブ バンをベースとした史上初の商用EVです。知名度は低いですが、維持費削減のため事業用車として選ぶユーザーが一定数存在します。ほぼワンペダルで加減速ができ、いくら踏んでも車内は静かなため、従来なかった走行感覚に驚く声が多い印象です。出勤後に現場の仮設電気を活用し満充電で帰宅、という賢い使い方も。ただ、冷暖房使用時の航続距離は30~40km程度まで落ちるとのことで、電気残量の管理には注意が必要とのことです。
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本日の在庫数 155台 平均価格 145万円 支払総額 27~205万円
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...