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「ヘッドライトの基本はハイビーム」って言うけど…実際はロービーム走行しかできなくない?コレって違反なの?

ロービームとハイビームをどう使い分ける?

車のヘッドライトには、前方の近くを照らすロービームと、より遠くを照らすハイビームの2種類があります。ロービームの場合は約40m、ハイビームの場合は約100m先の前方を照らせるように設計されています。

本来はロービームとハイビームを状況に応じて適切に切り替えるのが正しい使い方です。

しかし、対向車が眩しく感じるかもしれないなどの理由で、ロービームしか使ったことがないというドライバーや、逆に、自分が迷惑になっていることに気付かず、ハイビームを使い続けるドライバーなど、ライトの切り替えをこまめに行なっている人のほうが多いかもしれません。

ロービームとハイビームは、それぞれどのような状況で使用すべきなのでしょうか。

「ハイビーム走行が基本」ってホント?

©sutichak/stock.adobe.com

ヘッドライトをどのように使い分ければいいのか、教習所の現役教官に話を聞きました。

ヘッドライトは通常、ハイビーム運用が基本となります。その理由は、常に遠くまで照らし、周囲の視界を確保することが安全につながるからです。ちなみにハイビームは『走行用前照灯』といわれ、通常の走行に使用することが前提の装備となっています。

一方のロービームは『すれ違い用前照灯』と言われ、対向車のドライバーや歩行者などに眩しさを感じさせないようにするための装備となっています。

車の前方に対向車や歩行者などがいる場合に限りロービームを使用し、それ以外はハイビームを使用するのが正しい運用方法となっています。

道路交通法でも「車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間)道路にあるときは、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない」とあり、「前照灯は基本的にハイビームを主たる前照灯とする」(一部抜粋)と定められています。

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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