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歩行者いても「通行できる」と認識…自動運転車狙ったサイバー攻撃“ほぼ成功”と中国で発表

「レーザー照射で自動運転車を攻撃」中国の研究者らが発表

中国の浙江大学や清華大学に所属する研究者たちは、『Physical Laser Attacks against LiDAR-based 3D Object Detection in Autonomous Vehicle(LiDARを用いた自動運転車の3D物体検出に対する物理レーザー攻撃)』の論文を発表しました。

この論文では、障害物を検出するためLiDARベースの3Dオブジェクト検出システムを利用している車に対してレーザー光による攻撃を行い、システムを物理的に騙すことが可能か調査しています。

その結果、存在するものを認識させない隠蔽攻撃、存在しないものを存在するかのように認識させる作成攻撃、いずれの攻撃でも高い有効性が達成されました。

システム攻撃により自動運転車を“目くらまし”…歩行者認識せず

『Physical Laser Attacks against LiDAR-based 3D Object Detection in Autonomous Vehicle(LiDARを用いた自動運転車の3D物体検出に対する物理レーザー攻撃)』で示された結果から、LiDARベースの3Dオブジェクト検出システムを利用している自動運転車がレーザー光による攻撃を受けた場合、例えば横断歩道を通行中の歩行者を認識しないまま通行してしまうことや、安全に進行できるにも関わらず回避行動や急停止といった操作が、自動運転によって行われることがわかりました。

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