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ライバル車は羨ましい?新車販売同様にジムニーのカスタム市場が好調!理由は?
人気のジムニーはカスタム市場も好調!
相変わらず納期が1年以上という、超人気モデル「ジムニー」「ジムニーシエラ」。
本来でしたらデビュー4年で大幅なフェイスリフトなどが行われてもいい頃ですが、納車待ちのユーザーに配慮してか、見た目や装備の仕様変更はほぼ行われていません。
そんなことも影響してか、新車の販売同様に好調なのが、ジムニーのカスタム市場です。
昨今は第二次キャンプブームのため、ジムニーをアウトドア仕様にカスタムするユーザーが多いのですが、オフロード仕様やネオレトロ仕様、ローダウン仕様など様々なメニューが用意されています。
一方で、対抗馬とも言える「ハスラー」や「タフト」では、それほどカスタムが盛り上がっていません。
特にハスラーは初代が登場した直後、リフトアップ仕様などを手がけるカスタムビルダーがかなりいましたが、昨今はあまり見なくなりました。
タフトも、ダイハツがリフトアップしたコンセプトカーを発表しましたが、それに追随するショップはまだいないようです。
ジムニーとこれら2車種の間には、どんな違いがあるのでしょうか?
定番カスタムは“悪路走破性アップ”のメニュー
ジムニーのカスタムは、見た目を変えるという目的がメインですが、そのメニューのほとんどは悪路走破性アップのためのもの。
定番のカスタムとしては、「サスペンションリフトアップ」「タイヤ&ホイールのサイズアップ」「前後バンパーのショート化」「吸排気系のチューニング」「フロントグリルの交換」などが挙げられます。
中でも、ハイリフト化とタイヤ&ホイールの変更、前後バンパーの交換はジムニーカスタムのスタンダードです。
凹凸の激しい地形を走る場合、ノーマルでもそこそこ走るものの、やはり最低地上高や3アングルに余裕がない場合があります。
そこでサスペンションとタイヤで最低地上高を上げて、同時にバンパーの高さも上げることで、3アングルを拡大。さらにサスペンション自体が長くなっているので、トラベル量が拡大(路面追従性が向上)して、結果的に悪路走破性が向上できるという理屈です。
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...