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スマホながら運転で事故率が2倍に!?「ハンズフリー通話なら違反じゃないし」の油断が超危険なワケ

「ハンズフリー通話なら違反じゃないし」が危険なワケ

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このように、ながら運転の問題点というのはドライバーが自車の状態を客観的に把握できないことにあります。運転以外のことに注力することで、クルマの状態に空白が生まれるからです。

さらに、ながら運転の危険はこれだけに留まりません。道交法での違反にはなりませんが、ハンズフリー装置を使った通話においても危険が伴うとJAFは警告しています。

通話に気を取られることで、ウインカー操作の遅れや出し忘れ、信号の見落とし、停止の遅れといった事象が多く発生することがテストによってわかったのです。

つまり、ハンズフリーフォンであれば安全であるという認識には誤解があるということです。

令和3年以降、“運転中スマホ”の取締りは増加傾向

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令和元年12月に警察庁は、ながら運転に対しての罰則を強化。その結果、令和2年度は携帯電話使用の取り締まり件数が前年比−56.9%と大幅に減少しましたが、令和3年以降は再び増加傾向にあります。令和4年の総取り締まり件数の約5%が、運転中の携帯電話使用の違反となっているのです。

今後、さらに罰則が強化される可能性もありますが、事故減少につながるかは疑問です。何よりもドライバーがながら運転をしないことこそが、一番の対策と言えるでしょう。

また、ながら運転のほか、大音量での音楽再生、イヤホンの使用など、やはり道交法の違反対象となっているこれらの行為も、周囲の状況の判断を鈍らせる原因となります。

運転中の車内は貴重なプライベート空間とも言えますが、クルマはシビアな環境の中を常に動いていることは認識しておきたいものです。

運転中の喫煙は違反にはならない?「ながら運転」になる?

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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