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おにぎりやパンを食べながら運転…も「ながら運転」になる?うっかり罰金の恐れはあるのか
片手運転の危険性は理解しておくべき
まとめると、片手運転そのものが違反なのではなく、片手運転が原因で事故や違反が発生するとドライバーの責任が問われることになる可能性が高いといえます。
片手運転だからといって、すぐに違反で検挙される可能性は低いでしょう。しかし、片手で運転することは大変危険な行為だと認識する必要があります。
筆者は教習所内のコースを使って、片手運転で狭い道(S字やクランクなど)を通ったことがありますが、両手でハンドルを持っていれば、なんの問題もなく通過できるような場所でポールなどの障害物に接触してしまったのです。それが一般道で、急いでいたり慌てていたりしたら確実に事故につながっていたと思います。
ドライブ中に、ギア操作やエアコンの調整など、片手運転になることはたくさんあります。しかし、こうした状況で片手運転になるのはほんの一瞬です。しかし、おにぎりやパンを食べていたら、飲み食いすることに気を取られてより緊急事態への対応が難しくなるでしょう。
また、普段から走り慣れている道だからと油断していると、歩行者や自転車の飛び出し、車の急な割り込みなど、とっさの事態に対応できないかもしれません。
ハンドルは運転の基本操作のひとつです。片手運転をやりがちな人、無意識で片手運転になっているかもしれないと感じた人は、ハンドルの持ち方、回し方を見直して、とっさの事態に遭遇しても対応できる正しい運転姿勢を再確認してみてください。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...