更新
微アルコール飲料は飲酒運転になる?ノンアルとの境界線は?警察関係者の回答は
最近流行りつつある、微アルコール飲料。2021年にはアサヒよりアルコール分0.5%の『ビアリー』 などのビールテイスト飲料が発売されるなど、気軽に本格的なビールのような味わいを楽しむことができる商品が登場しています。
微アルコール飲料を飲んだ後に、車を運転しても問題ないのでしょうか?
”微アルコール”を飲んでの運転はNG
微アルコール飲料はアルコール度数が低く、法律上もお酒ではありませんが、アルコールを摂取することにはなります。アルコール度数は、アサヒ『ビアリー』が0.5%、サッポロ『ザ・ドラフティ』が0.7%です。
日本では、酒税法においてアルコール分1%以上の飲料を「酒類(お酒)」として分類しているため、アルコール分が1%未満のものは「ノンアルコール飲料」として扱われます。
つまり例に挙げた『ビアリー』のような微アルコール飲料は、法律上お酒ではありません。
しかし、警察関係者にお話をうかがうと、「微アルコールは『0.5%』などの記載がありますが、飲んだら運転をしないでください。飲む量や体質によっては酒気帯び運転になる可能性もありますし、基準値以下であろうとも運転に影響が出ることもあります。」とのこと。
アサヒやサッポロの公式HPでも「アルコールが含まれているため運転者は飲用をやめてください(飲酒運転は法律で禁止されています)」という旨の記載があります。
「0.00%」のノンアルコール飲料は問題なし
対して、大手メーカーのノンアルコールビールは「アルコール0.00%」という記載がされています。この場合は運転者が飲んでも問題ありません。実際、大手メーカー各社(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー)も「問題ない」としています。
前出の警察関係者も「”アルコール0.00%”であれば、運転者が飲んでも問題はないでしょう」と話しています。
キリンの公式HPでは「運転シュミレーターでの実験を行い、運転能力に影響がないことを確認しております」と明言されているため、運転者がノンアルコール飲料を飲む場合は、0.00%であることを確認することをおすすめします。
- 執筆者プロフィール
- 成田 佑真
- 1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...