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CAFE規制とは?ガソリン車がなくなる?車好きの夢を奪う「燃費基準」の内容
CAFE規制で困るのはディーラー?セールスマンはどう考えているか
しかし、販売の最先端を担うディーラーでは、CAFE規制を歓迎していない面もあるようです。
例えばスバルは、CAFE規制で苦戦を強いられている模様。あるディーラーのスタッフは次のように危機感を抱いています。
「取り扱っている車種はいずれも燃費性能では他社にも見劣りするため、CAFE規制が厳しくなったら販売する車がなくなるかもしれません。
ソルテラ(2022年5月に発表されたトヨタとの共同開発BEV)には期待したいですが、他の車種も燃費性能を高めなければ、WRX STIのように次期モデルの話が聞かれなくなる可能性はあり得ると思います」
スバルといえば、名機「EJ20」をはじめ、低重心で走行安定性に繋がる「水平対向エンジン」が代名詞。その反面、燃費や環境性能では他メーカーと比較して遅れをとっているのが実情です。
アメリカでは、CAFE規制を達成できなかった際の罰金制度を設けています。市場に参入するメーカーがCAFE規制の対策を怠れば、1つの車種の生産中止どころかメーカーの存亡を左右する可能性があるでしょう。
今後、日本でも厳しくなると推測されるCAFE規制。厳格な燃費基準に向き合い、競争に生き残る自動車メーカーはあるのか、車好きなら注目すべきでしょう。
なぜスバルはCAFE規制に苦戦しているのか?
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- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。