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走行距離や経年数よりも重要?“クルマの寿命”を決めるのにユーザーが見落としがちな2つのポイントとは
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車は“修理できる限り寿命は永遠”?
クルマの買い替えの時期は、ユーザーによっていろいろだと思います。1年ごとに買い替える人もいますし、同じクルマをずっと乗り続けるという人もいます。ですが、クルマの寿命というのは一体どれくらいなのでしょうか?
結論から言えば、修理が利くかぎりはずっと乗ることができます。例えば、戦前のクルマで未だ現役という車両もあります。いわゆるクラシックカーと言われるジャンルでは、たくさんの古いクルマが可動状態にあります。しかし、それは名車と呼ばれたり、非常に人気の高いモデルでの話。すべてのクルマがそうではありません。
今回は、現実的なところから寿命を考えていきたいと思います。
長く乗るためにはマメなメンテナンスは必須だが…
まず新車から状態で乗った場合、一般的に消耗部品と言われるパーツの寿命は次の車検までと考えるのが妥当です。部品によっても寿命が異なりますし、油脂類(オイル)、ゴム製品(タイヤやワイパーなど)は比較的短期間で変える必要があります。
バッテリーは約3年、さらに第2回の車検を迎える5年目あたりからはブレーキなどの重要保安部品の交換も徐々に必要になってきます。走行距離が10万kmになったら、エンジンやパワートレーンなどの分解整備も考慮した方がいいでしょう。
部品の交換やメインテナンスをまめに行うことで、クルマの寿命は大きく変わります。さらに言えば、洗車の回数によってボディや塗装の状態も長期間良好に維持することが可能です。
あまり洗車やメインテナンスをしていない車両は、全体的にダメージが広がっていることがあります。ボディのそのひとつで、鋼板を折り返している部分などが錆びていることも。特に、沿岸部や降雪地帯で使用しているクルマは、手入れが行き届いていないと痛みが激しいことがあります。
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...