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日本にも導入見込みはある?海外で始まった「車のデジタルナンバー」とは
デジタルナンバーは価格も凄い
当然ながら、デジタルナンバーは一般的な金属プレートナンバーよりも遥かに高額です。
バッテリー容量などの仕様によるものの、本体価格は約500ドル(約7万円)。ひと月あたり約5ドル(約700円)さらに使用料金も徴収され、長期の一括払いは使用料金が安くなる仕組みがとられます。
さらに高性能版は本体価格が約600ドルで、使用料金もひと月約7ドル程度になります。大型電子ペーパーとしてみれば適正価格ではあるものの、通常の金属プレートナンバーならその1/20以下の費用にとどまります。
バッテリーは5年程度持続するようですが、定期的なメンテナンス費用もかかることになります。万が一故障でもすればその間車には乗れないため、修理ではなく交換という形になるでしょう。
いずれは日本にも導入される?
もし日本にデジタルナンバーが導入されたら、ETC車載器の代わりとして使えるでしょう。また、白タクなどの違法営業や車検切れ車両の摘発にも有効です。駐車違反車両のナンバーに特別な表示をさせることもできるかもしれません。ドレスアップパーツとしても魅力的です。
ただし、日本で導入されるかどうかは別問題です。便利であることに間違いはありませんが、高額な購入価格に加え、法整備やシステム整備には多額の手間と費用がかかります。さらに日本の車検制度ではメリットも見出せません。
またデジタルナンバーを導入すると、図柄入りナンバーと競合することになります。以上の理由から、少なくとも今後しばらくはデジタルナンバーが日本へ導入されることはないと予想されます。
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- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...