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「オマエ最近調子悪くないか?」車も人間と同じく経年劣化で起きる意外なコト

車は使い続けるとスピードが出なくなる?

©JOE LORENZ DESIGN/stock.adobe.com

車は使い続けると徐々に劣化が進んでいきますが、それらは乗り心地やスピード、運動性能にも影響を及ぼします。「昔は調子がよかったのに、最近アクセルを踏んでも加速しないな……」という場合は、エンジンがヘタっているかもしれません。

およそ1万点のパーツを使って組み立てられているエンジンは、些細なパーツの劣化でも変化が現れます。なかでも、エンジン内で動き続けているピストンやシリンダー、カムシャフトといった重要なパーツは、年数を経てくれば徐々に摩耗していきます。

こうしたパーツは、エンジン内部の空気の圧縮や排気の役割を担っているため、車の加速や最大速度といった性能と大きく結びついています。

つまり、これらが劣化してきた古い車は、新車時と比べて、アクセルを踏んでも加速しにくくなったり、高速巡航がスムーズにいかなくなったりします。

エンジンオイル交換を怠ると大惨事になることも

車の挙動に現れてしまうエンジンの劣化は、オイル管理があまりよくない場合に起こりやすくなります。エンジンオイルが劣化すると「エンジンの各パーツを滑らかに動かす」「サビを防いで清潔な状態を保つ」などの効果を発揮できなくなるからです。

パーツが効率よく動かなくなったり、エンジン内部でサビが発生してしまったりすると、アクセルを踏んでも車が加速しないなどの症状に見舞われるようになるのです。

車種によって異なりますが、エンジンオイルは1回あたり3,000kmから5,000km程度が交換のタイミングとされています。

@Imaging L/stock.adobe.com

筆者が以前、配送ドライバーの仕事をしていた際、当時の同僚が仕事で使っていた社用車のエンジンオイル交換を放置して、「焼き付き」というトラブルを起こしてしまいました。その車両は前回のオイル交換から1万km以上も走行した状態だったそうです。

筆者がお世話になっているディーラーでも「車にお乗りの際は、動かす前にタイヤの空気圧が減っていないか、車体周辺に異変がないか、エンジンから異音はしていないかという点をそれぞれチェックしていただきたいのと、走行していて違和感はないか常にアンテナを張って運転していただきたいです」とコメントしています。

執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。

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