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「オマエ最近調子悪くないか?」車も人間と同じく経年劣化で起きる意外なコト
エンジン音は“異常”を知らせてくれる重要ポイント
エンジン音は、エンジンの異常を発見できるひとつのキーでもあります。
エンジンを始動させたときのアイドリングで“カチカチ”や“カタカタ”などの細かい音が聞こえてきますが、本来なら時間が経過したら収まる音が、ずっと鳴り響いてしまうような場合は要注意。音が止まらないようなら、カムシャフトやタペットに原因があると疑うべきかもしれません。
カムシャフトはクランクシャフトが働いてできる力をバルブへ伝える役割を担い、タペットは自動車に使われているSOHCもしくはDOHCエンジンならカムシャフトとバルブの間に位置しており、力をスムーズに伝えるために欠かせません。
これらは、エンジンを使い続けると摩耗し、パーツそのものの劣化が進みます。傷やひび割れが生じただけでも、エンジンのノイズに変化が生まれ、気が付けばバルブが上手に働かなくなる可能性も。
シリンダー内では燃焼の異変が発生し、エンジンを分解してみたら燃焼室が黒く汚れていたということもあるそうです。
また、運転中にブレーキペダルを踏んだとき、ブレーキディスクやパッドの摩耗が原因で反応が遅くなったり、マニュアルトランスミッション車でシフトチェンジが上手にできなくなったりと、車の劣化を感じる要素は多岐にわたります。
少しの違和感を放置していると、気がついたら大がかりな修理を余儀なくされる可能性もあります。
車を走らせていて、アクセルを踏んでも加速しない、ブレーキの利きが悪いなどの違和感を察知したら、すぐに最寄りのディーラーや整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店などへ相談するとよいでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。