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内燃機関のみのスポーツカーは絶滅危惧種?エンジン車の魅力や未来を考察してみた

純内燃機関車に未来はある?

MFゴーストの世界では内燃機関車が製造中止になっているわけですが、現実の純エンジン車も存続が危ぶまれています。

車のゼロエミッション化(排出物ゼロ化)は世界的に進められており、日本でも2035年までに新車100%電動化を目指している、というのが現状。この流れでいけば、エンジンだけで走るスポーツカーは新車では乗れなくなる可能性があります。

……ただ、純内燃機関車の未来は完全に閉ざされたのかというと、そうとはかぎりません。

e-FUELの可能性

EUでは「2035年に内燃機関車の販売を禁止する」と、ほぼ決定していました。しかしながら、この方針は2023年3月25日に撤回されており、「e-FUELを使う内燃機関車は2035年以降も販売可能」との路線に切り替わっています。

e-FUELとは、二酸化炭素と水素を原料とするカーボンニュートラルな燃料です。もし、e-FUELを使う内燃機関車が市販化されれば、エンジンスポーツカーも存続できるかもしれません。

ちなみにスバルでは、合成燃料仕様のBRZで耐久レースに参戦しています。カーボンニュートラルなエンジンスポーツカーは、すでに存在しているのです。

MFゴーストとは違う未来に期待

もし日本がEUの路線に追従すれば、国産のエンジンスポーツカーも生き残れるかもしれません。もしそうなれば、「MFゴーストの世界は実現しなかったね」なんて笑って話せる未来が訪れそうです。

先行きは不透明ですが、筆者個人としては、環境負荷の少ない純内燃機関車が販売されることを期待しています。はたしてエンジンスポーツカーは生き残れるのか、今後の動向に注目したいですね。

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執筆者プロフィール
加藤 貴之
加藤 貴之
1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...

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