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過去16年間交通事故死最多の愛知県は交通マナーが悪い?地元民の回答に納得

愛知県は交通事故死亡者数が16年連続で全国ワーストだったという過去がありますが、2019〜2021年は3年連続でワーストを回避しました。

愛知県警によると、2021年の交通事故死亡者数は117人となり、統計開始以来過去最少とのこと。近年はコロナによる外出自粛や警察の取り締まり強化など、複合的な要因によって減少傾向にあります。

しかし愛知県(特に名古屋とその近辺)における”荒っぽい運転”は、かねてより『名古屋走り』などと揶揄され、交通マナーが悪い県としてのイメージが定着してしまいました。

筆者自身、以前名古屋を訪れたことがありますが「赤信号になっても進む車が多い」ということを感じた経験があります。実際に『名古屋走り』は交通事故につながっていたのでしょうか?

都市圏は交通事故が増加する傾向に

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そもそも、都市圏は人口・自動車保有台数が多くなるため、交通事故も増加する傾向があります。ましてや愛知県は人口も多く、自動車保有台数は全国最多。そのため「件数」が目立ってしまうのは致し方ないでしょう。

警察庁が公表している都道府県別の交通事故死亡者数をみると、愛知県のみならず東京都や北海道、大阪府など、人口が多い都市は死亡者数も多くなる傾向にあります。

直近で愛知県が全国ワーストとなった2018年は死亡者数が189人でしたが、人口10万人あたりの死亡者数は2.51人であり、全国平均の2.79人を下回る結果に。

2018年に人口10万人あたりの死亡者数が最も多かったのは福井県の5.26人。つまり、人口10万人あたりの数でみれば、愛知県は全国と比べて多すぎる数ではないのです。2021年も1.55人となり、全国平均2.09人を下回りました。

ちなみに2021年交通事故死が最も多かったのは神奈川県の142人。人口10万人あたりの死亡者数は徳島県の4.45人が最多となりました。

名古屋の広い道・複雑な道が交通事故に関係している?

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とはいえ、愛知県は交通事故死亡者数が多い傾向にあり、2018年までは16年連続ワーストとなっていました。愛知県警は「可搬式オービス」や「交通事故分析システム」などを導入し、年々減少傾向にありますが、死亡者数自体が少ないとはいえません。

冒頭でお話したように、愛知県では通称『名古屋走り』がある意味有名ですが、交通事故が多い背景には『名古屋走り』が関係していたのでしょうか?

実際に住んでいる人はどのように思っているのか、5年ほど前から名古屋市に住んでいる、筆者の大学時代の知人に聞いてみました。

「たしかに『名古屋走り』と呼ばれるような乱暴な走り方を目にすることもあるが、これは愛知県に限ったことではない。私の地元(埼玉県)でも荒い運転をする人は一定数いる。

住んでいて感じるのは、名古屋は広い道路も多いため、スピードも出やすいし、車線変更も多い。そこに加えて車の数が多いため、事故が起こる可能性が高まるのではないか。

また名古屋には『基幹バスレーン』などの特殊な道路もあるため、慣れていないドライバーにとっては分かりづらく、事故につながることも多々ある。」

実際に住んでいる人の話を聞いてみましたが、運転が荒いというよりも、広い道路・分かりにくい道路が事故を誘発しているのではないか、とのことでした。

イメージが一人歩きしている可能性も?

©︎zheng qiang/stock.adobe.com

先述のとおり、愛知県は交通事故発生件数や死亡者数の「数」だけをみれば多いですが、人口10万人あたりの死亡者数は全国平均を下回ります。人口を踏まえると、そこまで悪い数字とはいえません。

実際、名古屋には『初見殺し』とまで言われるような複雑な道路や交差点もいくつか存在し、その影響もあって交通事故を誘発しやすくなっている可能性もあります。

交通マナーが悪く危険と言われることもありますが、『名古屋走り』というイメージが定着してしまっていることから、余計目立ちやすいということも考えられます。イメージが先行してしまい、誇張されすぎているという面もあるかもしれません。

「一時停止をしない」「歩行者軽視」などの声もみられますが、マナーの悪い車は全国どこでも一定数存在するものです。

コロナ収束後に死亡者数が再び増加に転じないよう、名古屋市民だけでなく、一人ひとりが常に安全運転の意識を持ち、運転モラル向上に努めていくことが大切でしょう。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。愛車はマークX。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出か...
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