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人柄は“車内”に表れる?「車内がザリガニ臭っ!?」「後部座席に護身用の角材!?」あなたの周りにもいない?「車内の状態ヤバい人」
「異臭スイッチ」と化したエアコンパネル

一見キレイな車内でも、ストレスなく過ごせるとは限りません。とくにドライブの快適性を損なわせるのが、夏場のエアコン問題です。
「大学生の頃、付き合っていた彼氏がバイトしたお金で中古車を買ったというので、ドライブデートに行くことになりました。
50万円くらいで買ったと聞いていたので、内心『ボロボロの車だったらどうしよう』と思っていたのですが、待ち合わせ場所にやってきたのはキレイなワゴンだったんですよ。
乗り心地もいいし、『50万円に思えないね』なんて話していたんですけど、少し暑くなってきたのでエアコンをつけていいか聞いたんですね。
彼は『つけたことないから、ちゃんと効くかわかんないけど』と、おもむろにスイッチを入れました。少しの間があり、ふいに鼻にツンと刺激が走って……。なんと吹き出し口から、強烈な腐敗臭が漂ってきていたんです。
2人で『ヤバいヤバい』『クッサ』と連呼しながら、慌ててエアコンを切り、窓を全開に。それまでにも古い車のエアコン臭は嗅いだことはありますけど、あんなレベルのはなかったです。よくある表現だと、ザリガニの臭いが近いかな。
車屋さんに調べてもらった結果、どうやらその車は水没車だったようです。それでも、『まぁ安かったし』と、エアコンを使わずどうにか2年ほど乗っていましたね」(30代女性)
水没車(冠水車)とは豪雨や洪水の影響により、車内のフロア部分が水に浸かってしまったことのある車両のこと。電気系統や車内の異臭、さらには後々の機関面でのトラブルなど、多くの面でリスクが生じます。
「一般社団法人 自動車公正取引協議会」の定める公正競争規約では、中古車販売業者が水没車であることを消費者に知らせずに販売することは、不当表示として規約違反に該当します。
もし水没車と知らずに買ってしまった場合には、販売店にしかるべき対応を求めたうえで、納得がいかない場合には自動車公正取引協議会の相談窓口や、消費生活センターへの報告が必要になるでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...