更新
「みんな付けてる」5万円の保証、意味ないじゃん…中古車選びの失敗談
「修復歴なし」なのに板金されてる!?どういうこと?
修復歴のある中古車は、リスクの高い車両と見なされる傾向があります。車両を選ぶ際にまず「修復歴がないか」をチェックする人も多いですが、そもそもこの「修復歴」の意味を正しく把握しておらず、痛い目に遭ったという人も。
「タマの少ない車種だったのですが、中古車情報サイトで遠方の店にある車両を見つけました。相場よりだいぶ安かったので、修復歴がないか、車内の臭いがないか、水没していないかなど、テレビ電話で入念に確認し、購入を決めました。
納車の際は近くの系列店まで陸送してもらったのですが、実車を見てみると、画面越しでは気づかなかった板金の跡がうっすら見えました。助手席側のドア下部の塗装が、周りと若干色合いが違っていて、注意して見るとはっきりわかるレベルだったんです。
かなりガックリきましたが、キャンセルしても陸送費はかかってしまうので、そのまま乗って帰りました。その後、やっぱり色の違いが気になり、結局30万円くらいかけて全塗装することにしました。結果的に相場より高くつきましたが、オリジナルの色になったし、まぁいいかと今は思っています」(40代男性)
修復歴は「車を直したこと」を意味するのではなく、「車体の骨格部分を修正または交換したこと」を指しています。そのため、骨格部分に該当しない箇所であれば、どれほど大きな修理であっても「修復歴」には数えられないのです。
中古車選びは、巡り合わせの要素も強く、どれだけ気をつけたとしてもトラブルのリスクをゼロにすることはできません。しかし、事前の情報収集や、実車の状態チェック、契約内容の確認など見落としを防ぐことで、リスクを減らしていくことはできるでしょう。
なんとなく「まぁ大丈夫だろう」とは考えず、トラブルが起きた場合にお店がどう対応してくれるのか、あるいは自分でどこまで対処できるのかを見通しておくことが、中古車購入においては大切です。
ジャンル問わずエピソードを募集中!
面白かった、ヒヤッとした、イライラした、感動したなど、ジャンルを問わずエピソードの投稿をお待ちしております!
※スマートニュースなどで閲覧されている場合、フォームが表示されませんので、お手数ですが本体サイトにアクセスの上、フォームより投稿してください。
フリマアプリやネットオークションで買えるスペアキーってどう使うの?
ちょっとした傷やへこみでもバンパーの修理代は高いの?
あなたはどっち?信号待ちで「N」に入れる?「D」のまま?
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...