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「そんなことある?」機械式駐車場併設のマンション住民の悩みがヤバい…「乗るまでに30分」「車内に忘れ物絶対できない」
車選びが制限される?
マンションなどに併設される機械式駐車場においては、多くの場合「車のサイズ」に制限があります。サイズを超える車を入庫させると、センサーにより機械が動作しなかったり、パレットの移動中の事故につながったりと大変危険です。
そのため駐車場利用者のなかには、車選びの際に「サイズ問題」に悩まされる人もいるようです。都下の高層マンションに住む男性は、車のサイズに関して残念な経験をしたといいます。
「タワー式の駐車場なんですけど、サイズに制限があって、幅が1,850mmまでと定められているんですよね。少し前に欲しかった車が1,855mmで、一度ディーラーの営業にお願いして試乗車を入れてみて、実際のスペース上は問題なかったんです。
それで、管理組合に保管場所使用承諾を出してもらえるか問い合わせたんですけど、『万が一の際にすべて自己責任になる』といわれ、仕方なく諦めたんですよね。
でも半年ほどして、同じタワー式の駐車場にその車が止まっていることに気づいたんです。さすがに納得いかず、管理組合に確認すると『サイズの問題で事故が起きたときには当人に責任を取っていただくと念書を書いてもらっている』と。
念書を書けば駐車できるのであれば、自分もそうしたのに……という気持ちはありましたが、いい大人がそれを主張するのも違うな、と思い、そのまま引き下がりました。ただやっぱり、駐車場でその車を見るたび複雑な気持ちにはなりますね」(50代男性)
車検証のうえでは、車のサイズは「cm単位」で表記され、mm単位以下は切り捨てです。たとえば車幅1,855mmの車の場合には「185cm」と記載されます。そのため車庫証明を申請する際には、基本的に「mm単位の超過」は問題にならないと考えられるでしょう。
しかし書類上の問題がクリアできたとしても、実際にその機械式駐車場が「mm単位のサイズオーバー」を許容しうるかは別の問題だといえます。
機械式駐車場のメーカーが動作を保証してくれるのか、また管理組合側として責任の所在をどう考えるかなど、ケースによって判断は異なるでしょう。
ここに挙げた事例のほかにも、機械式駐車場には注意しておきたいポイントがさまざまに考えられます。もちろん、盗難リスクや車内の温度変化の少なさなどメリットもありますが、マンションなどを購入する際などは、駐車場の種類や特徴についてあらかじめ把握しておきたいところです。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...