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予算内で上級車を狙う!ベースグレード派の賢い車選び術【ベースグレード vs 上位グレード】
車の本質は走行性能!マークXからなかなか買い替えられない…
自動車メーカー各社のラインナップにおいては、グレードが違っても、エンジンや足回りといった「ハード面」は共通している車種が珍しくありません。こうしたスペック的な部分に「車の本質」を見出す場合、ベースグレードの車が「お買い得」に感じられることもあるようです。マークXのベースグレードに乗る男性に意見を聞いてみると……。
「車の価値は素性のよさで決まると思うので、予算の届く範囲で、できるだけエンジンやシャシー性能のいい車を選びます。今乗っているマークXは、V6エンジンのFR車が300万円ちょっとで買えたので、かなりコスパが高かったと思います。
そろそろ買い替えを考えていますが、最近はエンジンが小排気量化しているので、なかなか候補が見つかりませんね。マツダのCX-60に搭載される直列6気筒には興味がありますが……どちらかというと、日本には入ってきていないガソリンの6気筒に惹かれます。これが入ってきたら、かなり真剣に検討すると思いますよ」(50代男性)
このケースにおいては、車選びにおいてエンジン形式が最大のファクターになっていることが窺えます。近年では電動化の流れもあり、大排気量の車にステータス性を感じる人は減ってきていると考えられますが、それでもやはり「直6」や「V6」といった記号に価値を見出すファンは多いのでしょう。
「それ別に必要なくない?」で一蹴され、結局……
さらに、実用性を突き詰めた結果として「ミニバンのベースグレード」にたどり着いたという人も。
「なるべく安く、なるべく広い車を探した結果、新型ステップワゴンのAIRに決めました。最低限のオプションで、ナビとETC、フロアマットくらい。正直自分としては、装備面でSPADAの方を選びたかったのですが……妻の考え方が変に合理的というか、装備の違いを説明しても『それ別に必要なくない?』と一蹴されてしまうんですよね。
そもそも3列目は年に数度しか使わないので、CX-8のガソリンモデルも検討したのですが、これについては『同じような値段なら広くないともったいない』と。グレード云々というよりも、とにかく実用性を突き詰める選び方になっていますね」(30代男性)
総じて、ベースグレードを選択する人の傾向としては、車のシンプルな構造や性能を追求する姿勢が見て取れます。グレードを上げることで、快適さや豪華さは向上すると考えられますが、そうした付加価値に重きを置かない人も少なからずいるのでしょう。
グレード選びには、「その人が車に求めている価値」がはっきりと表れます。走行性能や外観、快適性や利便性など、何を重視するかによって、その人にとっての最適な選択は変わってくるものです。後悔しない車選びのためには、このように「自分が優先するポイント」を明確にしておくことが大切なのかもしれませんね。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...