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「これがプロのすることか?」愛車を修理に出したら別の箇所が……修理業者や整備工場が“やらかした”トラブル3選
「無事故の愛車」を査定に出した結果
作業中にミスが発生し、車両がダメージを受けてしまったとしても、損傷箇所によってはオーナーが気づかないケースもあります。なかには「売るときにはじめてダメージが露呈した」という話も聞かれました。
「新車で買ってから事故なく6年ほど乗り、乗り替えの際に査定に出したのですが、車体の下部に歪みがあると指摘されました。ジャッキアップポイント付近が湾曲してしまっていて、どうやら整備作業中に車体を持ち上げる際に、適切ではない方法でジャッキアップしたのだろうと。
しかし、最初の3年はディーラーに任せていましたが、その後はカー用品店やガソリンスタンドに出していたので、どこでそれが起きたのか見当がつかず……。どこも指摘してこなかったということは、最後に作業をお願いしたところが怪しいのかなと思い、念のため聞いてみましたが『そういった記録は残っていない』と言われるだけでした。
結局、そこまで大幅な査定ダウンにはならなかったので、事を荒立てるのも面倒ですし、そのまま受け入れることにしましたが……」(40代男性)
ジャッキアップやリフトアップの際には細心の注意が必要であり、不適切なポイントでのジャッキアップや、不適合の受けゴムの使用、機器の点検不足などが原因となり、落下事故につながるおそれもあります。
作業中の事故があった場合には、店舗側から申告があってしかるべきですが、残念ながらこのケースでは隠蔽を図られてしまったのかもしれません。
修理に出したら別の箇所が故障した?
車の修理を依頼する場合、オーナーとしては愛車が「すっかり元通り」になることを期待するものでしょう。一方で、修理の作業が原因で、また別の箇所に異常が発生するというケースもあるようです。
「リアバンパーをぶつけてしまい、板金修理に出したのですが、戻ってきてから駐車時のコーナーセンサーが何もないところで鳴るようになってしまいました。もう一度その板金屋さんに持っていきましたが、誤作動が再現されず、原因はわからないままでした。
その後ディーラーに持っていって、どうやら配線がおかしくなっているとのことでした。そこの修理費は5万円ほどでしたが、板金のお金は当然戻ってきませんし、二度手間だったなぁと思います。
というか、ぶつけた後もセンサーは普通に作動していましたし、おかしくなったのは板金の作業が原因だったのではないかとも思えてきて……。ディーラーの整備士さんは『そういう可能性もありますね』と明言を避けていましたが、どうにもモヤモヤが残ります」(20代男性)
最近は前後のバンパー部などに多くのセンサー類を搭載した車両も多く、「少しぶつけただけ」に見えても修理費が高額になるケースが少なくありません。バンパーを丸ごと交換する場合にも、不具合が発生する可能性は否定できないため、信頼の置ける店舗が見つからない場合には、その車種の専門家であるディーラーへの依頼が望ましいのかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...