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「なんであんな改造をしていたのか…」VIPカー全盛期にイケイケで改造していた人たちが今になって冷静に考えてみた
今考えると、ちょっと恥ずかしい?

一部の改造車に見られるカスタムのうち、とりわけ疑問に思われやすいのがタイヤをハの字に傾ける「鬼キャン」でしょう。どう見てもまともに走れるようには見えませんが、実際にやったことのある本人としてはどうなのでしょうか。
シーマやプレジデントをカスタムしていたという男性に話を聞きました。
「昔は鬼キャンもやっていましたね。とにかく車高を下げるなら、キャンバーもセットじゃないとハクがつかないというか。『自分はここまでやった』みたいなプライドもあったかな。
今考えると、だいぶもったいないことをしていたとは思いますよ。タイヤは1000kmももちませんし、そもそもまともに段差も越えられないし。たまにそういう車を見ても、『若いなぁ』と思うくらいで、なんならちょっと『恥ずかしい』とも思ってしまいます。
それでもやっている本人は、あれが自分を表現する方法というか。仲間に認められるため、みたいな気持ちもありましたね。改造について、友達とあーだこーだ話すのは楽しかったですし。
今はレクサスのGSを維持していますけど、完全にノーマルですよ。むしろ普段は軽に乗ることが多いですし、いかに楽をするかってことしか考えてないですね」(50代男性)
このように、鬼キャンのデメリットは非常に大きく、タイヤへのダメージのほかにも走行安定性の著しい低下など、大きな影響が考えられます。保安基準に適合しないケースも多く、「自己満足」にしてはリスクが大きすぎる改造だといえそうです。
事故を起こした相手が「開き直るタイプ」だったらこんなにイライラします…思い知らせるには何が有効?
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...