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「買ったあとのほうがお金かかるやん…」車選びは“維持費”も含めて考えて!考えなかった人たちの話が切ない
「乗れない車」にお金を払いつづける苦行
事前に維持費を考えるにあたり、見通しにくいのが「修理費」などのイレギュラーな出費です。とくに中古車を買う場合には、車両によって状態が大きく異なるため、後になって思わぬ故障に悩まされるケースも考えられます。
「若い頃に中古の輸入車を買って、修理ばかりでなかなか乗れず、結局すぐに手放した経験があります。9年落ちのドイツ車を買ったんですけど、納車されてから2ヶ月ほどで運転中にエンジンが止まり、ロードサービスを呼んで。燃料ポンプの劣化が原因でした。
それからも足まわりやミッションの不具合で入庫を繰り返し、1年間の修理費だけで80万円くらいかかったと思います。まともに乗れたのは1年のうち半分もなかったですね。
それでも乗っているときは爽快でしたが、さすがに半分も乗れない車に修理費と維持費を払いつづけるのもバカらしくなり、車検を前に普通の国産車に買い替えました。乗り替えてからは『修理しなくても毎日乗れる』というのが新鮮でありがたかったですね」(40代男性)
ある程度故障のリスクは見込んでいても、実際に修理の必要が生じると、「整備工場などに預けて乗れない期間」が出てきてしまいます。頻繁に入庫を繰り返すような状況では、たとえ代車があっても「何のために買ったのか」がわからなくなるでしょう。
税金や保険、ガソリン代に駐車場代、さらには消耗品の交換費用や修理費など、1台の車を所有するだけでも実に多く出費が必要になります。車を購入する際には勢いも大切ですが、それぞれのポイントでどれくらいお金がかかるのか、事前にじっくりと検討しておきたいところです。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...