更新
ガソリン代は“割り勘”じゃなくてもいい?友人・恋人のドライブ金銭事情、リアルな声にビックリ!
複数人でのドライブは楽しいものですが、悩ましいのが「ガソリン代や高速代の扱い」です。
場面や関係性によって「負担をどう分担するか」はさまざまであり、考え方の違いが思わぬトラブルにつながることもあるでしょう。
合宿やバーベキュー、キャンプやスキーなど、せっかくの絆を深める機会も、金銭面でのすれ違いがあっては「苦い思い出」として残ってしまうかもしれません。
世間の人たちは、同乗時のガソリン代・高速代をどのように扱っているのでしょうか。街行く人たちに話を聞きました。
割り勘という発想がそもそもないドライバーも?
車を出してもらったときは、「ガソリン代や高速代などをキッチリ割る」という形のほか、「かかったお金の代わりにご飯を奢る」などの形で立て替える人も多いでしょう。
あるいは多人数で長距離を移動した際など、運転してくれたことへのお礼の意味も含め、「ドライバー以外のメンバーで移動にかかった経費を割る」という方法もよく聞かれます。
しかし、ドライバーがそもそも「運転が大好きで、自主的にドライブを呼びかけたケース」などにおいては、望ましい対応も変わるのかもしれません。
ドライブが趣味だというAさんは、あるときまで「ガソリン代を同乗者に割ってもらう」という考えがなかったと話します。
「昔からドライブが好きだったので、自分の車に他人を乗せるときにはガソリン代をもらおうという発想がありませんでした。長距離でも『自分が好きで運転しているんだから』と、気にしたことがなかったんです。
でも、サークルの合宿で5台の車で出かけたとき、当然ガソリン代や高速代を精算する流れになって、そこでようやく『そうか、移動にかかるお金って全員で割るものなんだな』と気づかされました。
しかも、当たり前のように「運転手以外の人で割り勘」と話が進んでいたので、自分にとってはカルチャーショックでしたね。それ以来、他人の車に乗るときは自分から払うようにして、自分の車のときにはとくに要求せず、言ってくれればもらう感じにしています」(20代男性)
考えてみれば、自身や同年代の人たちが車を所有するようになるまで、そもそも「家族以外の車で出かける」という機会があまりない人も多いでしょう。
そのため、車での移動にかかる費用についての「常識的な分担のしかた」が共有されにくく、ドライバーにも同乗者にも「費用を割る」という発想が生まれにくいケースもあるのかもしれません。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...