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「新車購入時に注意すべきこと」とは?実際にあったトホホなエピソード3選
新車の購入は、人生のなかでも心躍る瞬間のひとつでしょう。車選びのワクワク感や、納車待ちのソワソワ感を経て始まる新しいカーライフは、できるかぎり長く続いてほしいもの。
しかし高価な買い物であるだけに、購入時の見落としや、その後の予期せぬトラブルにより、「こんなはずではなかった」と後悔するケースも考えられます。
今回はMOBYユーザーから寄せられたエピソードのうち、「新車購入で後悔した経験」について紹介します。
初回車検で見せられた見積もり額に唖然……
車を買う際には、購入費用のほかに後々のランニングコストも考慮しておく必要があります。税金や駐車場代といった固定費は計算しやすいものの、見通しにくいのが整備や修理にかかる費用です。
「ある欧州車を購入した際に、後のメンテナンスが楽になるようオイル交換や点検整備のパックに加入していました。3年目に初めての車検を迎え、外車といはいえ初回はそこまでかからないと思っていたんです。
しかし、見積もりで提示された金額は約60万円。バッテリー交換や、ディーゼルの煤清掃など、整備や部品交換で40万円以上になりました。それまでミニクーパーに乗っていたのですが、そのときの倍以上の額で……さすがに驚き、車検を受けずに乗り換えを決めました。
後で知ったことですが、本国では煤清掃を要するリコールがその半年前に出ていたんですよね。私が売却した後に、日本でも同様のリコールがアナウンスされていました。煤清掃の見積もりは20万円くらいでしたから、かなり吹っかけられていたなぁと感じます」(60代男性・年金生活)
「輸入車は修理代が高くつく」という印象は、現在でも世間的に共有されているイメージでしょう。もちろん、メーカーや車種によって維持費は異なり、また「輸入車も以前ほど壊れなくなっている」という声もありますが、車検の際の部品代や整備代は国産車に比べ高くなる傾向にあるようです。
上のケースではリコールへの保証体制にも本国との差が生じていることから、輸入車の購入を検討する際にはこうしたアフターサポートの体制についてもチェックしておく必要があるのでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...