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「『腐っても鯛』とは言うけれど」“安い新車”か“古くなった高級車”か…中古で高級車を買ったら後悔する?オーナーに直撃してみた
高校生時代の憧れの車、20年越しに購入
高級車に限らず、中古車を購入する際に気になるのが車両の状態でしょう。とくに低年式の車両では、修理やメンテナンスの費用がかさみ、「新車の方がトータルで安かったのでは」という状況に陥ることもあるようです。
しかしいくら費用がかかったとしても、「憧れの車に乗れるよろこび」を優先しているオーナーもいます。
「高校生のときに見たBMWのE63の6シリーズがカッコよくて、いつか乗りたいと思っていたんですよね。でも、結婚してからずっとファミリーカー1台で、なかなか手を出せずにいて。
ただ最近は独立して仕事も軌道に乗ってきたので、妻から好きな車を買い足していいと許可が出たんですね。それで、念願の6シリーズを90万円くらいで買ったんです。2005年式なので安いんですけど、古すぎてなかなか近くにタマが見つからずに苦労しましたね。
維持費も正直、かなり高いです。4,400ccで、しかも重課税ですから、自動車税だけでも9万円とか。燃費も悪いし、ちょこちょこ直すところも出てきますし、ファミリーカーの3倍くらいかかっていると思います。妻はやっぱりいい顔はしないので、いつ手放せといわれるかヒヤヒヤしていますが……。
でも、自分としてはそれだけ払っても乗りつづけたいくらいの魅力はありますよ。古くてもエンジンは元気ですし、当時は1,000万円超えの車だけあって、走りに優雅さを感じますね」(30代男性)
高額な維持費を支払ってまで古い車に乗る、というのはあまり理解されない価値観ですが、「この車が好き」という直感はほかの何にも代えがたいものです。ステータス性を除いても、「中古で高級車」はかつての純粋な憧れを実現するための手段になりうるのでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...