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ブレーキランプが“点かない”、“点きすぎる”迷惑車、「実はドライバーのせいじゃない?」一体なぜ?

車を運転する機会が多いほど、街で遭遇する車の動きに違和感を覚える瞬間も増えるものです。先日MOBYが公開した「モヤッとする他車の運転」に関する記事に対しても、数多くの意見が寄せられました。

以下では投稿フォームから集まった意見のうち、「ブレーキランプ」に関する声を紹介します。

なんでそのタイミングでブレーキ踏むの?

©tarou230/stock.adobe.com

ブレーキランプは、自社が減速していることを後続車に伝え、追突のリスクなどを軽減する役割を担っています。保安基準においてテールランプの「5倍の明るさ」になるよう定められていることからも、「減速意思の伝達」が円滑な交通のために重要な意味をもつことがわかるでしょう。

一方で、前走車のブレーキランプは後続ドライバーの注意を相当に引きつけるがゆえに、やたらとランプを点滅させる車に対しては、鬱陶しく感じてしまう人も多いようです。

「信号が青に変わり前の車が発進し、その後に続いて発進したら、前走車がなぜかブレーキランプを点灯させたままゆっくり加速していきます。おそらく左足でブレーキを踏みながら運転しているようです。ブレーキランプが常時点灯し、減速タイミングがわからないので、車間距離が取りづらくストレスが溜まりました」(50代男性・会社員)

「ブレーキランプが点灯したまま加速していく車をよく見かける」との報告は、ほかにもいくつか寄せられており、やはり「左足ブレーキが原因ではないか」と推測する声がありました。

左足ブレーキはレースや特殊車両などにおいて用いられることのある技術ですが、通常の運転においては身体が固定されにくく、操作が不安定になりやすいなどのリスクがあります。それゆえ教習所においては右足でのブレーキを原則に教えており、公道での左足ブレーキは推奨されません。

一方で、「ペダルを踏み替えるタイムラグがない」「操作に慣れればかえって踏み間違いのリスクが減る」という意見もあり、また法律上禁じられているわけでもなく、ごく少数ながら左足ブレーキを実践するドライバーもいるようです。

ただいずれにせよ、加速しながらブレーキランプを点灯させるような走り方をしてしまうのであれば、素直に右足でブレーキを踏んでほしいところです。また、ブレーキ操作は自他の安全に直結しますので、「興味本位でちょっと左足ブレーキを試してみる」というのも避けましょう。

執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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