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爆安の中古車を買ったら“安物買いの銭失い”になる?「値段に飛びつき失敗した」人と「買った額より高く売れた」人に話を聞いてみた
中古車の価格は走行距離や年式によって大きく左右され、とりわけ「10年10万キロ」を超えた車両は格安で売りに出されているケースも珍しくありません。「とにかく生活の足に必要だから、安い中古車で済ませたい」という人にとって、その価格は魅力的に映ると考えられます。
しかし、自分の命を預けることになる車を、それほど安い値段で済ませてよいのかどうか、不安に感じる人も多いでしょう。今回は低年式車両などを安く購入した経験のある方々に、「格安中古車のホントのところ」について話を聞きました。
「持病のある車」には要注意
格安の中古車を購入する際、まず気になるのが故障のリスクです。「最近の国産車なら、10年10万キロ程度では壊れない」といった声も聞きますが、中古車は使われ方によって個体差も大きく、トラブルのリスクは避けて通れないと考えられます。
「数年前、15年落ちで走行距離13万キロのワゴンを買いました。価格は20万円くらいでしたが、しばらくは普通に乗れていて、買って1年後に車検も通せたんです。
ただ、それから間もなくアイドリングが不安定になることがあり、そのうちエンストも頻発するようになってしまって……。購入した店に持ち込み、スロットル洗浄をして一度は改善されたのですが、数ヶ月後に同じ症状が出てきてしまって。
運転中『次はどこで止まるか』とヒヤヒヤするのもイヤになり、結局別の車に買い替えました。後から調べると、その不具合はサービスキャンペーンの対象になっていたようで、買う前にそういうことを調べておけばよかったなと思いましたね」(40代男性)
上のお話にあるように、中古車を購入する際にはその車両が過去に「リコール」や「サービスキャンペーン」の対象となっていたかを調べることも大切です。とくにリコール対象となる車種は、設計上・製造上の問題を抱えていることもあり、そのまま乗っていると重大なトラブルに発展する可能性があります。
購入しようとしている車がリコールなどに該当する車種である場合には、販売店に過去のリコール対応について確認しておくことが求められます。不明な場合やリコール未対応の場合には、販売店を通じてディーラーに問い合わせるなど、購入後の対応の可否をあらかじめ確認しておきたいところです。
“安い新車”か“古くなった高級車”か…中古で高級車を買ったら後悔する?
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...