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爆安の中古車を買ったら“安物買いの銭失い”になる?「値段に飛びつき失敗した」人と「買った額より高く売れた」人に話を聞いてみた

消耗部品の交換、チリも積もれば……

©kawee/stock.adobe.com

大きな故障が起きなかったとしても、車を維持していくうえでは消耗部品の交換が必要です。古い車の場合にはとくに、「マイナーな部品の交換費用」がお財布にダメージを与えるケースもあるようです。

「2年前、10万キロ超えの軽自動車を30万円くらいで買いました。当時は5年落ちだったので、年式としてはそこまで古くなかったんですよね。とにかく安く足が欲しくて、その後のことはあまり考えずに決めました。

これまでに一度エンジンのかかりが悪くなりましたが、それはプラグ交換で解決し、普通に快調に走っています。ただ、最近買ってからはじめての車検があり、その際に足まわりのブーツ類にヒビが入っているということで、部品代と工賃で5万円くらいかかりましたね。

やっぱり整備士さんの話では、ゴム系の部品がまずダメになっていくというので、これからますます直さなきゃいけない箇所が出てくるのかなと思います」(30代男性)

とくに機関に問題がなくても、古い車や走行距離の多い車を車検に通す際にはしばしば「ブーツ類の破損」が問題になります。ブーツ類にはさまざまな種類がありますが、ハンドル操作とともに伸縮するドライブシャフトブーツやタイロッドエンドブーツなどは経年によるダメージを受けやすく、ここにヒビや破損があると車検に通すことができません。

部品1つの代金はそこまで大きな額ではないものの、工賃などが積み重なって想定外の出費となることも。低年式車や過走行車を購入する際には、大きなトラブル以外に「ちょっとした消耗部品」の交換費用もある程度見積もっておくとよいのでしょう。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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