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ダッシュボードとインストゥルメントパネルの違い【ややこし語#30】
ダッシュボードとインストゥルメントパネルの違い
ダッシュボードとインストゥルメントパネル(インパネ)の違いですが、結論から言うと上記画像のとおりです。
言葉で説明すると以下のようになります。
- ダッシュボード:運転席から助手席にかけて広がる前方パネル全体
- インパネ:スピードメーターなどの計器盤
つまり、インパネはダッシュボードの一部ということです。
ダッシュボードの収納は「グローブボックス」
ちなみに黄緑の枠で囲われている部分は「グローブボックス」といって、ダッシュボード内に車検証などを収納できるスペースです。
「ダッシュボードに入れておいて」と言われた場合は、ここに入れておきましょう。
インパネの形状や位置は多様化している
近年のインパネは、車種によって形状や配置される場所などが異なります。
今回は例として、「トヨタ プリウス」と「ホンダ honda e」の2車種のインパネを紹介します。
トヨタを代表するハイブリッド車「プリウス」のインパネは、ダッシュボードの上部中央に配置されています。こういったレイアウトのことを「センターメーター」と呼びます。
運転手の視界を広げるメリットがありますが、一方でメーターの視認性が低下するというデメリットもあります。
こちらはホンダの電気自動車「honda e」の内装です。
見ての通り、5つのスクリーンが水平に配置されていて、ホンダはこれを「ワイドビジョンインストルメントパネル」と呼んでいます。つまりダッシュボード全面がインストゥルメントパネルということになります。
これほど巨大なディスプレイを採用するのは現在だとhonda eくらいですが、今後はこういった車種が増えてくるかもしれません。
最近はダッシュボードもインパネも同じ意味に
かつては明確に使い分けがされていたダッシュボードとインパネですが、最近ではどちらも同じ意味として使われる傾向にあります。
計器盤のみを指す言葉だったのが、ナビディスプレイやエアコンのスイッチ、オーディオといったダッシュボードに含まれる要素も指すようになっています。
ここまで長々と説明してきましたが、実はダッシュボードのことをインパネといっても何ら問題はありません。そもそも、先程紹介したhonda eのようにダッシュボード全体がインパネになっている車種も存在します。
とはいえ本来の意味を理解しておいて損はないので、この機会にしっかり理解しておくといいでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...