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ガソリンと軽油の違い【ややこし語#28】

ガソリンと軽油の違い

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自動車の燃料油である「ガソリン(レギュラー・ハイオク)」と「ディーゼル(軽油)」。なぜレギュラーとハイオクは同じガソリンの仲間なのに、軽油は含まれないのでしょうか?

レギュラー、ハイオク、ディーゼルの原材料となるのはどれも石油(原油)です。ただし、製造する際の「蒸留」という工程で、35~180度の温度で蒸留したものがガソリン、240~350度で蒸留したものが軽油になります。

つまり、ガソリンとディーゼルの根本的な違いは「蒸留するときの温度が違う」です。

これではあまりにもあっさりしすぎているので、次項からは蒸留の温度が異なることで何が変わるのかを解説します。

レギュラーとハイオクの細かい違いはこちらから

ガソリンと軽油の特徴

©Norman01/stock.adobe.com

軽油はガソリンよりも高い温度で蒸留された燃料油なので、性質が異なります。

ガソリンは常温常圧の環境でも燃えやすいのに対し、軽油は高温高圧の環境で燃焼します。つまり軽油の方が燃えにくい燃料油ということです。

さらに、軽油はガソリンよりも高出力かつ熱効率に優れていることも特徴です。

車両にもたらす影響

ガソリンを燃料とするガソリン車と、軽油を燃料とするディーゼル車の違いを簡単に説明します。

ガソリン車はディーゼル車よりも静粛性が高く、高回転域の走行に強いのが特徴。一方で、軽油を燃料とするディーゼルエンジンは低速域からの優れた加速性能が持ち味です。

価格はディーゼル車の方が高く設定されることが大半で、その理由としてディーゼルエンジンの方が製造コストがかかることが挙げられます。

課せられる税金が異なるので価格が安い

レギュラーガソリンとディーゼルの店頭価格を比較すると、ディーゼルの方が1Lあたり20~30円ほど安い傾向にあります。

この理由は課せられている税金の金額に差があるため。ディーゼルには軽油引取税が1Lあたり15円、ガソリンにはガソリン税が1Lあたり約48円がそれぞれ上乗せされています。

ここまでガソリンとディーゼルの価格に差が生じているのは珍しく、海外ではどちらも同価格帯で販売されている国が多いです。

軽油の中でも違いがある

余談ですが、軽油には日本産業規格(JIS)によって5つのカテゴリーに分類されています。

カテゴリ分けが必要な理由は地域や季節ごとの寒暖差にあります。軽油は低音になるとシャーベット状になってしまう恐れがあるため、地域ごとに流動点(凝固する直前の温度)が異なる5種類を販売しているというわけです。

冬に温暖な地域から寒冷な地域へとディーゼル車で移動する場合は、自分がどの軽油を使っているのかを意識する必要があります。

ガソリンは凍結することはないものの、夏と冬で揮発性(蒸発しやすさ)が異なります。とはいえ、ユーザー側がそれを意識する必要はありません。

ディーゼルの種類や注意点はこちらで解説

ややこし語の記事一覧はこちら

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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