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リレーアタックとは?やり方と対策方法・リレーアタック対策アイテム

リレーアタックとは

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リレーアタックとは、自動車を盗難する手口のひとつで、スマートキーが発している電波を中継し、遠く離れた車両を開錠、エンジンを始動させる手口です。

この手法を用いることで、鍵が離れた場所にあっても車両を盗むことができます。

警察庁は、令和5年6月に自動車盗難等の発生状況等についてのデータを発表しています。リレーアタックによる盗難被害件数は公表されていませんが、主な盗難の手口としてリレーアタックが挙げられるほど一般化した手口です。

いつも通りに自宅駐車場に駐車していても、リレーアタックによって自動車を盗まれてしまったという事例も多々あります。

リレーアタックのやり方

引用:「自動車盗、車上ねらい」の防犯対策|警視庁

リレーアタックは、簡単な操作だけで車両が窃盗できてしまうものの、特殊な機器が必要になります。一般的なリレーアタックのやり方は以下の通りです。

  1. 特殊な装置で玄関等に置かれたスマートキーの微弱電波を受信 
  2. 受信した電波を増幅して仲間に送信する 
  3. 受信機を持った仲間が車両に近づいて施錠し、エンジンを始動させる

画像のように電波が増幅されることで、キーが車両と遠く離れていても開錠できエンジンを始動して盗難されてしまいます。

リレーアタックは、スマートキーの電波が漏れなければ被害に遭うことはまずありません。しかし、近年「CANインベーダー」という盗難手口も確認されています。詳細は以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

リレーアタックの対策方法

©KATSU/stock.adobe.com

リレーアタックの対策には、スマートキーの電波を遮断することが有効です。本章では、リレーアタックの対策方法として以下の3つを解説します。

  • 対策アイテムを使用する
  • 敷地へ入られないための対策を行う
  • スマートキーを「節電モード」に切り替える

1.対策アイテムを使用する

スマートキーの電波を遮断したり、万が一エンジンが始動してしまったりした時のために、対策アイテムの使用をおすすめします。

リレーアタックの対策に使用できる主な盗難防止アイテムは以下の通りです。

  • 金属缶
  • 電波遮断機能の付いたポーチ・ケース
  • 盗難防止装置、GPS装置
  • ハンドルロック、タイヤロック等の盗難防止機器

リレーアタック対策には、電波遮断機能のついたキーケースや金属缶が有効、と巷で言われています。

キーケースや金属缶だけでなく、電波を遮断する効果のあるもの・構造となっていれば、対策になることは確かです。

手元にある金属缶やケースで対策を行う場合や新たに購入したものを使用する際は必ず、電波が確実に遮断されるかどうか、効果を確認するようにしましょう。

2.敷地へ入られないための対策を行う

リレーアタックに限らず、自動車盗難全般を防止するためには物理的な対策も有効です。

警察庁のデータによると、自動車盗の発生場所については「一般住宅」が最も多く、令和4年は全体の38.9%と約4割が一般住宅において盗難被害に遭っています。 

窃盗犯に自宅敷地や駐車場内に入られないために、以下のような盗難防止アイテムの設置をおすすめします。

  • 防犯カメラ
  • 防犯灯
  • センサーライト
  • 警告表示版
  • センサーアラーム

参考:自動車盗難等の発生状況等について|警察庁 

3.スマートキーを「節電モード」に切り替える

スマートキーは「節電モード」に設定することが可能です。節電モードによって電波受信待機が停止されます。

トヨタのお問い合わせ・よくあるご質問のページによると、節電モードの設定方法は以下の通りです。

  • スマートキーの施錠ボタン(施錠された南京錠マーク)を押しながら解錠ボタン(南京錠が開いているマーク)を2回押す
  • インジケーターが4回点滅したら節電モードの設定が完了

各メーカーごとに設定方法は異なるうえ、スマートキーの設定が必要になるという手間はありますが、出先での実施に適しています。

【最強】リレーアタックの対策のおすすめアイテム3選

1.Mission Darkness・リレーアタック防犯キーケース

ハッキング犯罪対策専門メーカーMission Darkness社が、リレーアタックから車を守るために専用開発したリレーアタック防犯キーケースです。

米国国防総省による品質規定「Mil-Spec」を取得しています。高品質電波防止繊維が3層構造になっており、微弱電波の漏洩やハッキングをブロックする仕様となっています。

スマートキーだけでなく、クレジットカードやスマートウォッチなども収納できるため便利です。

ケースやポーチは持ち歩けるので利便性が高く、またキーを玄関に置かずに鞄にいれたまま手元に置いておくこともできます。

2.SAMFOLK・リレーアタック防止用キーケース

‎SAMFOLKのリレーアタック防止用キーケースは多機能な電波遮断キーケースです。内部は二層強力遮断布が使用されており、遮断力が大幅に向上。簡単に電波と電磁波を遮断できる仕組みとなっています。

SAMFOLKの特徴のひとつは、通常のリレーアタック防止用キーケースよりもはるかに大きいのことです。6~8個のキーのほか、クレジットカードやスマートウォッチも同時に収納できるため、家族でリレーアタック対策できます。

キーケースは玄関やリビング・オフィスでのデスク周りなどに置いておけるため、手軽な収納としてぴったりです。

3.LESTA・ハンドルロックシリーズ

ハンドルロックとクラクションの二重防犯機能搭載したLESTAのハンドルロックシリーズ。2019年~2022年の間、通販市場で車用取付ハンドルロック販売数日本一を獲得しています。

LESTAハンドルロックシリーズ(LST7)の主な特徴は以下の通りです。

  • 強力なハンドルロックとクラクション機能の二重防犯機能
  • 切断にも強い高硬度の合金&鉄鋼を採用
  • ピッキングやドリルなどの破壊に強い堅牢シリンダー構造の採用
  • 窓割ハンマー機能も搭載

簡単に設置可能で幅広い車種にも対応しているので、家族の車の分を購入するのもいいかもしれません。

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執筆者プロフィール
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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