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シャコタンとは?メリット・デメリット&カスタム方法と費用

シャコタン(車高短)とは、自動車の車高(最低地上高)を低くするように改造された車のこと。シャコタンのメリット・デメリットと、シャコタンにするためのカスタム方法と費用について解説します。

シャコタンとは?

シャコタンにした車
©DedMityay/stock.adobe.com

「シャコタン」とは「車高短」、つまり自動車の車高(最低地上高)を低くするように改造された車を指します。シャコタンは「ローダウン」とも呼ばれます。

車高を下げる起源は50年代~60年代のアメリカであり、車をより地面に近いところまで車高を落として街中を走る「ローライダー」と呼ばれる人たちが発祥です。

以前までは、シャコタンは暴走族の人たちが乗っているというイメージが先行していましたが、最近では合法の範囲内で車高を下げ、愛車の運動性能を上げたり、よりスポーティなスタイルに改造したりする人も増えてきているようです。

シャコタンのメリットとデメリット

シャコタンのメリット

見た目のカッコよさ

シャコタンにした車は、ボディとタイヤの隙間や地面と車体の隙間が狭くなります。スポーツカーのようなスマートでスタイリッシュな車が好きな人にはおすすめのカスタムです。

走行性能の向上

シャコタンにするメリットは、ボディの重心が下がるのでコーナーリング時の安定感が増すことです。

また、走行時に車両下部を通る空気が少なくなり、空気抵抗も抑えられ、ダウンフォース(車を地面に押し付ける空気圧)が働くので、高速で走るときの安定性も増します。

騒音や振動を抑える

ミニバンSUVなど車高の高い車に車高調キットを装着することで、純正の長いサスペンションから調節できることとなります。余計な振動や騒音を防ぎ、車酔いが大幅に軽減されるといったメリットもあります。

シャコタンのデメリット

乗り心地が悪くなる

サスペンションは乗り心地の良さのために装備されているもの。サスペンションを短いものにしてしまうと、やはり乗り心地は落ちてしまうようです。特に短すぎると​路面の凸凹が伝わりやすくなり、振動を強く感じます。

ボディ底面が傷つきやすくなる

車高を下げると、整備されていない道路や急な坂等で、ボディ底面やバンパーガリガリと擦ってしまうこともあるようです。また、歩道や踏切などの街中の段差を通過するのが難しい場合があります。

最低地上高90mmをしっかり確保していればほとんど問題ないようですが、走行には神経質になることでしょう。

車をシャコタンにするための方法

ダウンサスを用いる

ダウンサスとは、純正のショックアブソーバーを使用し、スプリングのみを交換して車高を下げることや、アイテムを指します。

車高調(車高調整式サスペンション)を用いる

車高調(車高調整式サスペンション)とは、ショックアブソーバーとショックがセットになっていて、車高を好きな高さに調整したり、スプリングの強さ(減衰力)を調整したりできるアイテムです。

スプリングの加工や取り外しはNG

他にも、スプリングを好きな長さにカットして車高を下げる方法、スプリング自体を取り外して車高を下げる方法などがありますが、これらは全て違法改造になってしまいますので、行なってはいけません。

ダウンサスを用いたシャコタンの方法と費用

ダウンサスとは?

ダウンサスとは、純正のショックアブソーバーを利用したままで、スプリングのみを交換する方法・物を指します。

純正のスプリングよりも短いスプリングを装着することによって車高を下げるため、基本的にはスプリングレート(バネの強さ)を上げる必要があります。

スプリングのみを交換するため、比較的安価に車をシャコタン(ローダウン)にすることができるのがメリットです。

ダウンサスでシャコタンにする費用は?

販売するメーカーや装着する車両にもよりますが、ダウンサスは1台分約2万円~5万円の価格で販売されています。

さらに取り付け作業のための工賃は約2万円~3万円ほど。こちらも、車両によってかなり金額が異なります。高級車や、車体の大きな車ほど工賃が高くなる傾向にあるようです。

よってダウンサス本体代+工賃で、約4万~8万円ほどでシャコタンにすることができると見積もれます。

車高調を用いたシャコタンの方法と費用

車高調とは?

車高調とは、車高調整式サスペンションの略称です。ショックアブソーバーとスプリングがセットになっているもので、純正品から交換することで車高を下げることができます。

車高調の特徴は、車高を好きな高さに調整することが可能な点です。さらに、種類によってはサスペンションの固さまでも調整できる機能(減衰力調整機能)をもったものがあります。

調整次第で街乗りを重視したり、スポーツ走行のためのセッティングにしたりすることができる便利なキットです。

車高調でシャコタンにする費用は?

車高調はその利便性の高さから、ダウンサスよりも価格が高めに設定されています。ドレスアップ目的のキットは5万円台で購入できるものもありますが、本格的なレーシング仕様になると20万円を超えるものも少なくありません。

工賃を含めると10万円はかかると考えた方が良さそうです。

ダウンサスと車高調のメリット・デメリット

ダウンサスのメリット

価格や工賃が安い

ダウンサスのメリットは、何よりも安いということです。安車高調の半額以下で、ドレスアップをすることができます。多少のシャコタンならば、極端に乗り心地が変化することもないようです。

ダウンサスのデメリット

乗り心地が悪くなる

製品によっても異なりますが、短く固いスプリングに交換することで地面の凹凸をよりダイレクトに車体に伝えてしまい、乗り心地が悪くなります。

走行性能が落ちる可能性がある

スプリングと、純正の足回りパーツの相性が悪いと、余計な負荷がダンパーやショックにかかってしまい、走行性能を落としてしまう可能性があります。 

車高調のメリット

  • サスペンションの固さ(減衰力)や車高を自由に調整できる
  • 調整次第で、街乗りにもスポーツ走行にも対応できる
  • 走行性能が上がる

車高調のデメリット

  • 価格や工賃が高い
  • メンテナンスが必要

特に、メンテナンスが必要という点ですが、これだけはダウンサスに劣る点と言えるかもしれません。

純正のショックアブソーバーよりも固めに設定された車高調は、通常よりも強い負荷がかかります。製品、使用頻度などにもよりますが、2年に一度のオーバーホールが推奨されている製品もあります。

シャコタンは合法か違法か?

平成7年以前は非届出シャコタンは違法

平成7年より以前は、陸運支局の許可無しに勝手にスプリングを交換したり短くすることは違法でした。陸運支局への届出と認証が必要であり、公認の車両のみがシャコタン(ローダウン)の車両として許されていました。

よって、それ以前に公認を得ずにシャコタンで公道を走っていた車両はすべて違法改造であり、当然のことながら車検にも通りませんでした。

平成7年以降は条件内なら届出不要でも合法に

平成7年に規制緩和が行われ、スプリングを交換しても自動車のボディサイズが車検証に記載されている数値よりも「全高±40mm、全幅±20mm、全長さ±30mm以内」であれば、届け出と認証を受ける必要がなくなりました。

ただし、スプリングの切断は安全確保を目的として違法とされているうえ、最低地上高も90mmは確保する必要があります。

この規制緩和以降、日本でも合法的に車高調やシャコタンを楽しめるようになり、お洒落な見た目や運動性能を高める目的のローダウン車が普及していきました。

従って、一定の基準の範囲内であればシャコタンは合法ですので、一概にシャコタン=違法というわけではないようです。

違法シャコタンは絶対NG

違法な方法でシャコタンにされていた場合や違法なボディサイズとなっていた場合、交通事故が起こってしまった際に違法改造とみなされ、保険金が支払われないこともあるようです。

現行法では一部のシャコタンが合法となっていますが、あくまでも最低地上高90mmを確保してこそ。適正な方法で車高を下げて愛車に乗りましょう。

【まとめ】ドレスアップならダウンサス、走行性能なら車高調?

メリット・見た目のカッコよさ
・走行性能の向上
・騒音や振動を抑える
デメリット・乗り心地が悪くなる
・ボディ底面が傷つきやすくなる
カスタムの種類・ダウンサス:4万~8万円
・車高調:10万円~
違法性は?・~平成7年:非届出シャコタンは違法
・平成7年~:条件内なら届出不要でも合法に

コストパフォーマンスに優れたダウンサス、車高調整機能をもち、走行性能にも優れた車高調があり、どちらを選択するかは使用用途次第です。

コストをなるべくかけずに車高を下げ、車をドレスアップしたいのであれば、ダウンサスがおすすめです。走行性能向上のために車高を下げたいのであれば、車高調の一択でしょう。

どんな目的であっても、最低地上高90mmを確保し、法律の範囲内でのローダウンを楽しみましょう。

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この記事の執筆者
MOBY編集部