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ノッキングの3大原因と簡単にできるノッキング対策【エンジンから異音】

ノッキング対策にはどんなものがある?

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ハイオクに変える

ハイオクに変えることでノッキングを抑えられることがあります。ハイオクはレギュラーよりも「オクタン価」が高く設定されています。

オクタン価とはノッキングしづらさのこと。ハイオクは着火温度が高いため、レギュラーよりも圧縮時に自己着火が起こりづらくなります。その結果、異常燃焼を抑えることができるのです。

故障とまではいかないけど、何かしらの原因で燃料が薄くなっている…といった場合、燃料を変えるだけでノッキングが収まることがあります。

全ての車に効果的な対策ではないものの、手軽にできる対策方法です。

純正品に戻す

カスタムパーツを純正に戻すことで、ノッキングが収まることもあります。

エンジン内の場合では、エアエレメントをキノコ型にしたり、燃料の噴射量を意図的に変えるカスタムもあります。

カスタムが原因で発生しているノッキングは、純正に戻すか、純正同様の効果が期待できるパーツに変えないと直りません。ノッキングがひどい場合、純正に戻すことも視野に入れておきましょう。

添加剤を入れる

各種添加剤を入れることもノッキング対策の一つです。

  • カーボンの蓄積などによるノッキング→燃料添加剤
  • エンジンの劣化によるノッキング→オイル添加剤

このように、発生原因に対応した添加剤を入れることで、ノッキングの抑制を期待できます。

しかし、必ずしも効果が現れるわけではありません。劣化がひどい場合や、添加剤で落としきれないほど固着した汚れの場合、意味がないことも考えられます。

添加剤は、あくまでも故障の予防にすぎず、過度な期待はできないものの、高い商品ではないので試してみる価値はあるでしょう。

【燃料添加剤の例】ワコーズ F-1 フューエルワン ガソリン

こちらの商品はワコーズが販売する、燃料添加剤です。ガソリン車、ディーゼル車どちらにも使えます。

フューエルワンはとても人気のある燃料添加剤であり、燃焼室の洗浄効果も高いです。加えて、燃料を噴出する際、燃料の通路やインジェクター内の汚れも取り除いてくれます。

【オイル添加剤の例】PITWORK(ピットワーク) エンジンスムーザー

こちらはピットワークが販売するオイル添加剤です。こちらもガソリン車、ディーゼル車どちらにも使えます。

経年劣化による摩耗面に添加剤が入り込み、密封性を高めるほか、スラッジなどの汚れにも効果的です。エンジン内をキレイに保ち、適切な密閉性を確保できれば、レスポンスや燃費の向上が期待できます。

ノッキング対策はまず原因特定をしてもらおう

ノッキングの放置はエンジンの故障につながりますが、原因は複数考えられます。そのなかでも、スパークノックとスカートノック、この2つのノッキングの発生頻度が高い傾向にあります。

加えて、カスタムが原因となるノッキングなどもあるため、ノッキングを止めたいのであれば、どのような原因が考えられるのか推測しなければなりません。

ガソリンの種類を変えるだけでノッキングが止まることもありますが、まずは整備士に症状を診断してもらうのがおすすめです。

エンジンオイルの交換方法や時期を詳しく解説!

過走行車とは?購入時の注意やメンテナンス方法はこちら

執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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