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軽自動車の規格変更は何が変わった?新規格と旧規格の違いと代表車を徹底解説

軽自動車の規格とは?

軽自動車はなぜ軽自動車なのでしょうか?軽自動車と普通自動車には何が違うのでしょうか?

それはその自動車が「軽自動車の規格」に当てはまっているか、いないかということです。軽自動車の規格が制定されたのは1949年からなので、軽自動車の歴史はそのときから始まったということです。

軽自動車の規格では主にエンジンの排気量、車体のサイズなどが決められています。

そして、この軽自動車の規格は何回もの改変を経て旧規格から現在の新規格に変更されてきました。

【第1世代】軽自動車の規格(1949〜1950年)

長さ :2.80m以下
幅  :1.00m以下
高さ :2.00m以下
排気量:150cc以下(4サイクル)・100cc以下(2サイクル)

1949年の車両規定の変更にともない、初めて「軽自動車」という名称が用いられました。このときは車両という扱いの中で二輪・三輪・四輪の区別がありませんでした。

第一世代の規格で四輪の軽自動車は製造実績がありません。幅1.0mという規格から当時はまだ四輪の軽自動車というのを想定していなかったのかもしれません。

【第2世代】軽自動車の規格(1950年)

長さ :3.00m以下
幅  :1.30m以下
高さ :2.00m以下
排気量:300cc以下(4サイクル)・200cc以下(2サイクル)

第一世代から約1年後という早い規格の改定ですが、この改定から二輪および三輪・四輪という区分ができました。

最初の四輪軽自動車の規格ということになります。規格の排気量が倍になり規格のサイズも少し大きくなったものの、四輪の軽自動車はまだ製造されなかったようです。

【第3世代】軽自動車の規格(1951〜1954年)

住江製作所「フライングフェザー」

住江製作所・フライングフェザー
出典:wikipedia.org Author:Mytho88 CC BY-SA 3.0

長さ :3.00m以下
幅  :1.30m以下
高さ :2.00m以下
排気量:360cc以下(4サイクル)・240cc以下(2サイクル)

第3世代の軽自動車の規格変更によって排気量が360ccとなります。
この規格変更によって軽自動車の注目度が上がってきますが、まだこの時代の主力はオート三輪でした。

1954年に東京モーターショーの前身となる日本自動車ショウが開催され、住江製作所の軽四輪自動車「フライングフェザー」が注目を集めました。

【第4世代】軽自動車の規格(1954〜1976年)

スズキ・スズライト

スズキ・スズライト
出典:wikipedia.org Author:Mytho88 CC BY-SA 3.0

1954年の規格変更

長さ :3.00m以下
幅  :1.30m以下
高さ :2.00m以下
排気量:360cc以下

このときの規格変更から、4サイクル・2サイクル別を撤廃しどちらも排気量360ccとなりました。

現在も軽自動車メーカーとして有名なスズキが「スズライト」を販売を開始し、てんとう虫の愛称で親しまれた「スバル・スバル360」などが製造販売されました。

軽自動車規格第4世代から、ホンダや三菱など大手メーカーが本格的に参入し始めます。

【第5世代】軽自動車の規格(1976〜1990年)

1976年の規格変更

長さ :3.20m以下
幅  :1.40m以下
高さ :2.00m以下
排気量:550cc以下

1976年に排ガス規制の対象に軽四輪自動車も含まれるようになり、その影響で軽自動車の規格変更が行われ排気量も550ccとなりました。

規格制定当初は各メーカーともエンジンの対応に苦戦していたようですが、翌年にはエンジンの550cc化が進み、初代「ダイハツ・ミラ」なども販売が開始されました。

第5世代ではハッチバックスタイルのボンネットバンが流行します。

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本日の在庫数 777台
平均価格 34万円
支払総額 9~188万円

【第6世代】軽自動車の規格(1990年〜1998年)

1990年の規格変更

長さ :3.30m以下
幅  :1.40m以下
高さ :2.00m以下
排気量:660cc以下

第6世代の規格変更では現在の新規格と同様の排気量660ccとなり、キャブレターの電子制御化が進んでいきます。

また軽自動車の欠点であった空間の狭さを克服するため、「スズキ・ワゴンR」など背を高くとった、トールワゴンタイプの軽自動車が登場しました。

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本日の在庫数 91台
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支払総額 9~187万円

【第7世代】現在の軽自動車規格(1998年〜現在)

1998年の規格変更で現在まで続く新規格へ

長さ :3.40m以下
幅  :1.48m以下
高さ :2.00m以下
排気量:660cc以下

現在の新規格では普通自動車と同じ安全衝突基準が採用され、軽自動車の安全性能が向上していき、2000年には高速道路での最高速度制限が80km/hから100km/hとなりました。

三菱自動車工業から電気自動車である「i-MiEV」が発売され、ダイハツからはJC08モードで30km/Lの燃費を実現した「ミライース」が発売されるなど、軽自動車のエコ化がどんどんと進んでいます。

今後に軽自動車の規格変更はあるのか?

軽自動車の規格変更による新規格と旧規格の違いと代表車の徹底解説はいかがでしたか。軽自動車の規格そのものについては賛否両論があり、メーカーや政府の思惑もあることと思います。

とはいえ、軽自動車の旧規格から新規格までを見てみると、軽自動車が日々進化していて軽自動車の人気が国内で高いことも頷けます。

軽自動車という一つのカテゴリとして技術の発展はめざましいものがあり、これからも規格の変更とともに新しい軽自動車が誕生していくのは楽しみではないでしょうか。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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