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車のテールゲート(リアゲート)が開かない!交換・修理や自動開閉の後付けはできる?
目次
テールゲート(リアゲート)とは?
テールゲートとは、ミニバンやステーションワゴン、バンなどの後部荷室を開ける扉のことです。呼び方としては、バックドアやリアハッチ、リアゲートも同じ意味として用いられます。
また、パワーテールゲート、オートマチックテールゲートは自動で開閉することができるテールゲートのことを表します。
パワーテールゲートにすることのメリットは荷物の積み込み時や、介護用として車椅子の方を乗せる時の簡易化にあります。
テールゲートとトランクの違い
トランクタイプの車の場合、車内とトランクは完全分かれた状態になっています。一方、テールゲートタイプは、車内と収納スペースは一体になっています。
車種によっても違いますが、テールゲートタイプのほうが収納スペースが広く、荷物を出し入れしやすく、レジャーや買い物に最適です。また、介護車にも多く採用されています。
自動開閉するパワーテールゲートの後付けはできる?
パワーテールゲートの後付けは容易ではありません。腕がある人は、自分自身で専用のキットを買い、取り付けています。
また、介護や運送などを用途とした場合、改装専用の業者がパワーテールゲートを後付けしています。介護用の場合はスウェーデン製の汎用キットがあり、業務用目的以外でも取り付けが可能です。
動作はエアコンプレッサーを使い室内のエアシリンダーを伸縮させることで開閉してます。
テールゲートが開かないときはどうする?
車に荷物を積もうとしたときに、トランクが開かないと焦ってしまいますよね。特に外出先や旅行先などで開かなくなった場合は、ハラハラしてしまうでしょう。
テールゲートが開かなくなってしまったときには、落ち着いてその原因を探ってみましょう。ここでは、よくある原因や対処法についてご紹介します。
トランクオープナーがロックした
トランクオープナーがロックされたことでテールゲートが開かなくなるケースがあります。
特に、グローブボックスの中にトランクのスイッチがある車種の場合は要注意です。グローブボックスを閉める際にふいにスイッチに触れてロックしてしまった可能性があります。まずは、トランクのスイッチを確認しましょう。この事例は、特にトヨタ車に多く見られるようです。
インテリジェントキーが故障した
インテリジェントキーの電池は、まれに切れてしまうことがあります。電池切れになった場合、トランクはもちろんドアのロックも解除できなくなるので直ちに電池交換しましょう。
また、車のバッテリーが上がったときも、インテリジェントキーが反応しなくなります。その場合は、鍵を使ってドアを開けエンジンをかけてみると良いでしょう。エンジンがかからなければ、バッテリー上がりが考えられます。
トランクのワイヤー箇所が切れた、もしくは伸びた
車種によっては、運転席の下のレバーでトランクのロックを解除するタイプがあります。このタイプは、ワイヤーでロック解除する仕組みになっているため、ワイヤーが切れたり伸びたりする可能性があるでしょう。
トランクを開けた状態でレバーを引き、ロック部分が完全に動かない場合は、ワイヤーが切れているかもしれません。また、ロック部分が少しだけ動く場合は、ワイヤーが伸びている可能性があります。レバーを引いて、いつもと感覚が違うようであれば要注意です。
テールゲート(リアゲート)の交換はできるの?
テールゲートは交換することができます。テールゲートは後ろからの衝突事故や、バック時の障害物への衝突など、破損することが珍しくない部品です。
低速でのバックによる障害物等の事故では修理のみで済みますが、後ろからの追突事故や高速でのバックによる自損事故の場合は、交換せざる得ない状態になることも少なくはありません。
交換費用は車種にもよりますが、10万円前後、場合によってはそれ以上かかることがあるようです。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
- 監修者プロフィール
- 鈴木 ケンイチ
- 1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレー...