単気筒エンジンとは？バイクに搭載！音や振動はデメリット？メリットは？

単気筒エンジンのメリットは？

メリット①：メンテナンス性が高い

単気筒エンジンはシリンダー数が1つしかないということもあって、当然その構造も多気筒エンジンと比較すると単純になっています。

構造が単純ということは、部品数も少ないということなので、構造が複雑で部品も多い多気筒エンジンよりも、メンテナンス性が高いというメリットがあるのです。

メリット②：燃費がいい

単気筒エンジンは同排気量の多気筒エンジンと比較して、軽量で小型にすることができ、部品数も少ないために摩擦損失も少なく、燃焼室やシリンダー壁の表面積も小さくなることから、熱損失も最小限に抑えられるので、燃費がいいというメリットがあります。

メリット③：価格が安い

構造が単純ということは、造りやすいということであり、当然価格も安くなります。安価な単気筒エンジンを搭載し、大量生産された原動機付自転車（ホンダ・スーパーカブ）は発展途上国で人気があり、東南アジアに行くと、至るところで見ることができます。

メリット④：トルクが大きい

単気筒エンジンには、多気筒エンジンと比較してトルクが大きいというメリットがあります。

特に低回転時（低速走行時）のトルクが力強いので、あまりスピードの出せない街中でも、力強い発進加速できびきびとした走りができるのです。これは、人が多く街が複雑な東南アジアで、単気筒の原動機付自転車が売れている理由の一つとも言えるでしょう。

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単気筒エンジンのデメリットは？

デメリット①：エンジン音がうるさい

単気筒エンジンは、1つのシリンダーを使って大容量の爆発を起こすため、エンジンが発する音は多気筒エンジンと比較するとうるさく感じます。

ただ、単気筒エンジンの歯切れ良いエンジンサウンドを好む方もいるので、一概にデメリットとは言い切れないかもしれません。

デメリット②：スピードが出ない

単気筒エンジンは多気筒エンジンと比較すると、最高速度で劣ります。シリンダーが1つしかないので、エンジンの回転数に限界があり、スピードも出ないのです。

デメリット③：振動が大きい

これは音がうるさい理由とほぼ同じですが、単気筒エンジンはシリンダーが1つしかないため、1回の爆発が大きく、そのぶんエンジンの振動も大きくなってしまいます。

多気筒エンジンでは、各々のシリンダーで爆発が分散されるので、振動も小さいのです。ただし、単気筒エンジン独特の振動が好きという方もいるので、これも一概にデメリットだと言いきることはできないでしょう。

単気筒エンジンのエンジン音は？

ホンダ CBR250R

ヤマハ SR400

単気筒エンジンは、文字にすると「ブロロロロロ」という音を出してます。早朝に新聞配達員の方が運転する原付も、このエンジン音をしているのでイメージできるのではないでしょうか。

この音が嫌いという方もいれば、たまらなく好きという方もいます。

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主にバイクの搭載される単気筒エンジン

単気筒エンジンのデメリットを挙げましたが、特性に合った使い方をしていれば、そのデメリットもあまり目立つことはありません。それは、多気筒エンジンにも言えることなので、単気筒と多気筒のどちらかが優れていて、どちらかが劣っているなんてことは言えないのです。

個々のエンジンのメリットとデメリットをしっかり把握して、上手に扱っていきましょう。

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