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サイドアンダーミラーの役割や使い方は?採用車種が減っている理由とは

サイドアンダーミラーとは?

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サイドアンダーミラーとは、クロカンSUVミニバン、商用バン、トラックの助手席側にある、キノコのような形状をしたミラーのこと。助手席側の安全確認を目的としています。

通常、車の左右には「ドアミラー」が装着されていますが、安全確認に不十分なケースがあります。ドアミラー以外で周囲の視界を確保しやすくするために、サイドアンダーミラーを採用している車種が販売されているのです。

しかし、サイドアンダーミラーを採用する車種は年々減っているようです。なぜ、サイドアンダーミラーの採用車種が減っているのでしょうか。

サイドアンダーミラーの役割や使い方を、採用車種が減っている理由も交えて解説します。

サイドアンダーミラーの役割

運転席からの死角を減らす

サイドアンダーミラーは、運転席からの「死角」を減らす役割があります。

「ベルトライン」と呼ばれる構造により、運転席から助手席側の風景を見渡すと窓ガラスから下の部分が隠れている状態です。隠れてしまっている部分に子どもが立っている、あるいは自転車などの障害物が置いてある可能性があります。

車体に高さがあるクロカンSUVやミニバンでは、窓ガラスから下の隠れている面積が広くなり、周辺にいる子どもや障害物が確認しにくくなるでしょう。

サイドアンダーミラーがあれば、助手席側の風景で見えない箇所もチェックが可能です。交差点やT字路を左折する際に、歩行者や障害物を巻き込む事故を避ける効果が期待できます。

バック駐車で位置を確認しやすくする

サイドアンダーミラーは運転席からの死角を減らすと同時に、車の位置を確認しやすくする役割があります。

例えば、バックで駐車場に車を停める際、白線が引かれた駐車スペースに車を収めなくてはなりません。白線の内側に車を止めるために、サイドアンダーミラーを使って真下にある路面の状況をチェックします。

車が白線の内側に収まっているかどうかが確認でき、安心してバック駐車が可能です。

サイドアンダーミラーは、道路を走っている場面だけではなく、バック駐車でも車の位置を確認したいタイミングでも役立つでしょう。

サイドアンダーミラーの使い方

@taniho/stock.adobe.com

サイドアンダーミラーは、運転中の発進や停止、もしくは交差点の左折時に使います。

車の発進や停止をする際、周辺の車やバイク、歩行者を直接目視やドアミラー、ルームミラーでチェックします。このとき、サイドアンダーミラーも使うと助手席側の死角となる部分のチェックが可能です。

サイドアンダーミラーを使うことで、反対側の斜め後ろで起きている状況を確認しやすくなるでしょう。自転車やバイクが停まっている可能性があり、急な動きがあっても対応しやすくなります。

また、交差点の左折時にもサイドアンダーミラーを使うと便利です。横断歩道を渡ろうとしている子どもや自転車を見落とさず、巻き込み事故を防ぐ効果があります。

ただし、サイドアンダーミラーは視界の補助をする役割で装備されているので、直接目視やドアミラー、ルームミラーも使った安全運転を心がけましょう。

サイドアンダーミラーを採用している車種の例

1970年代に大型トラックへ装着されたのがきっかけで、サイドアンダーミラーを採用する車種が広まりました。身近にあるクロカンSUVやミニバン、商用バンもサイドアンダーミラーの装着車を見かける機会があるでしょう。

この項目では、現在販売されている乗用車や商用車で、サイドアンダーミラーを採用している車種をご紹介します。

トヨタ ランドクルーザープラド

「ランドクルーザープラド」は、トヨタが販売しているミドルサイズのクロカンSUVです。砂や泥、岩などさまざま路面状況に応じた5つの走行モードを備えた本格4WD車で、シリーズ70年以上の歴史を誇ります。

ランドクルーザープラドは、車体の左フロントに「補助確認装置」のカタログ表記でサイドアンダーミラーを標準装着しています。オプション設定で「マルチテレインモニター」と呼ばれるカメラ装置を装着すると、サイドアンダーミラー非装着仕様にすることも可能です。

トヨタ ハイエース

「ハイエース」は、荷室長が3000mmと効率を重視して、クラスでも屈指の荷室空間を実現した商用バンです。ミリ波レーダーと単眼カメラを装着し、周辺にいる車や歩行者を検知する「プリクラッシュセーフティ」を採用して安全運転をサポートします。

ハイエースには、車体の左フロントに「フロントアンダーミラー」と呼ばれるサイドアンダーミラーを標準装着しています。助手席側のドアミラーと合わせて死角となる箇所の確認が可能です。

日産 NV350キャラバン

「NV350キャラバン」は、全グレードに「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」を搭載している商用バンです。車だけでなく歩行者の検知も可能としたミリ波レーダーとカメラの組み合わせにより、先進の安全装備を搭載しています。

NV350キャラバンは、車体の左フロントに「フロントアンダーミラー」と呼ばれるサイドアンダーミラーを全グレードに標準装備しています。サイドアンダーミラーの非装着仕様もメーカーオプション設定で選択可能です。

サイドアンダーミラーの保安基準

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サイドアンダーミラーの装着は、視界不足を補うために作られたアイテムです。ドライバーの安全確認を手助けする点に加え、保安基準の達成も目的としています。

国土交通省により、保安基準44条「前方視界基準」と「直前側方視界基準(間接司会基準)」が定められています。乗用車および総重量3.5t以下の貨物車が対象です。2003年7月に発表され、2005年1月より適用されています。

保安基準44条は、車体の前方および側面に立っている人や置かれている障害物を、鏡もしくはカメラの画像などで間接的に確認できなければならないルールです。

高さのあるクロカンSUVやミニバンは死角となる範囲が広がるため、保安基準44条に満たない可能性があります。サイドアンダーミラーはそういた死角を減らすためのものです。

サイドアンダーミラーを取り外すと公道を走れなくなるので注意

サイドアンダーミラーを標準装備している車種を購入した場合、サイドアンダーミラーを無断で取り外してしまうと、公道での走行ができなくなるため注意しましょう。

保安基準44条により、前方から側面、後方の視界が確認できるようにするため、ミラーなどの設置が欠かせないからです。

サイドアンダーミラーを標準装備しているSUVやミニバンは、保安基準を想定して作られています。公道を走るためには安全確認が重要ですので、カスタマイズ目的でもサイドアンダーミラーを外さないようにしましょう。

執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。
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