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“バブル”で高騰!旧国産スポーツカーの「売り時」「買い時」はいつ?転売は儲かる?

「新車の生産遅れ」と「EVシフト」で旧国産スポーツカーの価格が高騰

新型感染症の感染拡大やロシア軍によるウクライナ侵攻など、世界的な混乱の中で日本国内や海外の自動車メーカーにも大きな打撃を受けました。

工場の操業停止や部品調達の遅れなどで新車の生産が滞り、各メーカーでは新車のデリバリーが遅れ、従来は1カ月や2カ月ほどで顧客のもとへ届けられていた新車が、徐々に回復の兆しが見え始めた現在でも3カ月待ちは当たり前、人気モデルは1年以上、モデルによっては複数年かかるような事態となっています。

その中で、在庫があるため「即納」が可能な中古車の需要が拡大。中古車市場全体で中古車の販売価格が上昇しました。

また、「カーボンニュートラル達成のため」という名目で進められる車のバッテリーEV化、いわゆる「EVシフト」が急速に推進され、将来的に内燃機関を搭載する車が販売されなくなることから、内燃機関車および内燃機関ならではのマニュアル・トランスミッション車やスポーツカーが、愛好家たちの間で駆け込み的な人気を見せています。

特に、スカイライン GT-Rをはじめとした1980年代~2000年代にかけて販売された日本の国産スポーツカーは、日本国内だけでなく「25年ルール」があるアメリカをはじめ、国外でも中古車価格が高騰。当時の新車販売価格の数倍、中には数千万円という価格で取引されるようになりました。

「スポーツカーバブルはもう終わる」は本当?今が売り時なのか

MOBYの中古車検索から

平成の時代に登場した国産スポーツカーの中古車価格が高騰し続けていることを指し「スポーツカーバブル」「旧車バブル」という表現も使われるようになりましたが、この「バブル」はまもなく弾けるだろうと見る人は少なくありません。

現在のような「バブル」がそう長く続かないとする理由は、前述のとおり、新車の長納期化が徐々に回復しつつあり、実際に中古車市場全体の販売価格は一時期より下がり始めたことが挙げられています。また、過去に日本であったバブル景気により高騰した資産価値がバブル崩壊後に大幅に下落したことなどを例に、価格高騰がいつまでも続くものではないことも指摘されています。

そのため、中古車としての人気が高い国産スポーツカーや旧車を所有しているオーナーに対して、売り時を逃さないよう早めの売却を促す中古車買取業者もいるようです。

実際に中古車販売価格の上昇は2022年後半から落ち着き始め、1980年代から2000年代に登場した国産スポーツカーや旧車の中古車価格もここ数カ月で多くのモデルが数%、一部では10%以上も平均販売価格が下がっています。

執筆者プロフィール
MOBY編集部 高山 志郎
MOBY編集部 高山 志郎
平成元年生まれ、東京都出身。学生時代にモータースポーツ活動を開始し、大小さまざまな耐久レースへ参戦。優勝の経験も持つ。エンジニアとして複数の業界を渡りながら趣味で車やバイクに触れ続け、縁あって自動...

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