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調子のいい過走行車(高年式車)へ!購入時やメンテナンスにおける注意点|おすすめのエンジンオイルの粘度や交換頻度は?
目次
過走行車を買った時に気をつけること②よく起こるトラブルと解決法を把握しておく
車にはたくさんのパーツがあるため、距離や年数が経つにつれトラブルや故障が発生します。過走行車はもちろん、普段乗っている車でも気をつけたいトラブルや、メンテナンス箇所について、車の知識がない方でも理解できるよう、簡単に紹介します。
バッテリーの寿命は2~3年。バッテリー上がりを防ぐには定期的な長距離走行を
バッテリーは車に乗らなければ上がりやすくなってしまいますし、寿命は2~3年であることに注意しましょう。それ以上使うことは可能ですが年々電圧は下がっていきますし、下がった電圧が回復することはありません。
車のバッテリーはエンジンが回転している状態でしか充電することができないため、バッテリーを長く使用したければ、定期的に長距離を走らせることが大切です。
タイヤはひび割れと空気圧に注意!保管場所に気をつけよう
タイヤはゴム製品のため、紫外線にとても弱く、太陽のあたる場所にずっと保管し続ければ、使用していなくてもひび割れなどの劣化が始まります。加えて、走行するうえで空気圧も大切であり、空気圧が高すぎても低すぎても、劣化及び損傷の原因になりかねません。
ひび割れなどの劣化進んだタイヤを使用し続けると、ひどい時には破裂し、周りの車を巻き込む事故に発展するため、定期的な空気圧の点検、入れ替えなどをして使わないタイヤは日陰で風通しの良い場所に保管しておきましょう。
タイミングベルトは10万キロで交換するのがオススメ
タイミングベルトとは、エンジン内に張られてあるゴム製のベルトで、、エンジン内のピストンやバルブを動かすうえで必要不可欠なパーツです。古いタイプの車によく使われていますが、現在の車にはタイミングチェーンといわれる交換不要なパーツが主流になりつつあります。
タイミングベルトは10万キロで一度の交換をオススメされるパーツです。もし切れてしまえばエンジンがかからなくなり、自走することができなくなってしまうので10万キロで必ず交換しましょう。
ラジエーターなど冷却水系統は水漏れがないか定期期に確認を
走行距離が10万キロほどになれば、故障頻度の少ない冷却水系統、つまりラジエーター関係の損傷も発生します。
ラジエーターはサイドタンクの破損から、ラジエーターホースの水漏れ、冷却水の劣化によりオーバーヒート気味になってしまうなどのトラブルも生じるのです。メンテナンス方法としては、定期的に水漏れやサイドタンク損傷の確認、冷却水の交換を行うことでトラブルを未然に防ぐことが可能です。
冷却水はエンジンオイルほど頻繁に交換する必要はないものの、2万キロに一度は交換をオススメします。
ブーツ類はゴムでできているので傷みやすい。リフトアップの際に確認してもらおう
ブーツは、ドライブシャフトやロアーアームなど様々な箇所に使用するゴムで作られたパーツです。鉄同士でかみ合っている部分に、ゴム状のブーツをかぶせグリスを塗り込むことにより金属同士の損傷を防ぎます。
これらのブーツはゴムが破け、中のグリスが無くなってしまうと、膜が無くなり固着し、振動や操作性に異常が発生します。ブーツ類が破れてしまった車は車検に通りません。下回りの点検の際には必ず確認してもらい、ひび割れが発生した時点で交換しましょう。
【まとめ】過走行車は日々のメンテが大事!エンジンオイルや車の状態をこまめに確認を
過走行車に長く乗り続けるためには、定期的なエンジンオイルの交換はもちろん、各部のメンテナンスも重要です。もちろん、過走行車に限らず新車でもメンテナンスを怠っていれば、後々故障を招く原因になってしまいます。
特に、エンジンオイルは車のタイプや乗り方に合わせて適切な粘度や規格のものを選びましょう。目安の交換時期は5,000kmまたは半年に1回です。オイル交換の際にブーツ類の劣化を中心に、オイル漏れがないかのチェックも行うことで車を良い状態に保つことができます。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...