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フェンダーアーチモールのメリット&デメリットから車検での注意点や取り付け方まで

フェンダーアーチモールとは?

86  TRDフェンダーエクステンション

コンプリートカーや輸入車、またはドレスアップされた車によく見られるフェンダーアーチモール。
半円状のフェンダーアーチに沿って貼り付けられる厚さ数ミリのモールドテープは、単なる飾りのように見えますが、車のタイヤ周りの保安基準を満たすために必要な装備なのです。
メーカーによってはフェンダーモール、フェンダーエクステンションなどと呼ばれます。
モールの厚さの分だけ全幅を広げてやることで、わずかにはみ出たタイヤをフェンダー内に収め、保安基準に適合できるようにする便利なアイテムがフェンダーアーチモールです。

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フェンダーアーチモールがあれば車検は安心?

車検メンテナンス

車検時のはみ出しタイヤは、フェンダー面から垂らした糸や専用の計測器を使って厳密に検査されます。
フェンダーアーチモールを装着していれば、計測基準はフェンダーアーチモールからとなるため、通常であればはみ出ていたタイヤでもフェンダー内にあるとされ、車検に合格することができます。
しかし、その取り付け方法には注意が必要です。
ドレスアップ目的であれば両面テープで貼り付けるだけでよいのですが、はみ出したタイヤをフェンダー内に収める目的の場合はビスやリベットで固定しなければいけません。
合否の判断は検査官によるところが大きいので、目的ごとの取り付け方法を守るようにしましょう。

法改正ではみ出しタイヤがOKに?

平成29年6月22日に改訂された道路運送車両保安基準では、タイヤの10mmまでのはみ出しが認められるようになりました。
この法改正は、タイヤのリムガードや、サイドウォールに記載されたタイヤサイズなどのラベリングのはみ出しに対しての措置です。
また、日本の保安基準に基づいて生産されない一部の輸入車への対応であり、決して「タイヤがはみ出してよい」という意味ではありません。
露骨なはみ出しタイヤは今までと同様に取り締まりの対象になるでしょう。

なぜタイヤがはみ出してはいけないのか

なぜ保安基準というものがあるかといえば、車を安全に運用するためのルールが必要だからです。
もしも事故によって、回転するタイヤ同士が接触すれば、車を吹き飛ばすほどの力が発生します。
些細な接触事故が大惨事へと発展してしまうでしょう。
また、車が歩行者との接触した際には、車体からはみ出したタイヤが歩行者をタイヤに巻き込んでしまう恐れがあります。
それらの危険を防ぐための法律が道路運送車両保安基準です。
フェンダーアーチモールやオーバーフェンダーなどの装備は、車検を通すためではなく、あくまで安全に車を運用するためにあるということを心得てください。

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フェンダーアーチモールのメリット

メリット

道路運送車両保安基準では全幅±20mmまでの変更は構造変更手続きは必要ないとされています。
フェンダーアーチモールの多くの製品は片側7~9mmの厚さで設定されていますので、それ以内のタイヤのはみ出し具合であればフェンダーアーチモールの装着で問題なく車検を通すことができる点がメリットです。

多くの部品で構成されている自動車は、数ミリの誤差はつきものです。
しっかりとホイールオフセット量を計算したとしても、ほんの数ミリだけはみ出るために、お気に入りのホイールを泣く泣くあきらめる羽目になるのはよくあることです。
そんなときに活躍するのがフェンダーアーチモールです。
10mm弱という、わずかな数値ですが、決して馬鹿にはできない数値です。

フェンダーアーチモールのデメリット

錆 イメージ

特にデメリットらしいデメリットがないフェンダーアーチモールですが、取り付けの際に適当な場所がない場合はボディにビスやリベット固定用の穴を開けなければいけません。
開けた穴は錆が発生しやすくなるので、しっかりと防錆処理をしましょう。

メーカーオプションで設定された車や、新車時からフェンダーアーチモールが付けられる特別車両などは、車両登録時に寸法を計測しなおすことになります。
車検証に記載される寸法はフェンダーアーチモールが付いた状態となるので、ノーマルボディのよりも全幅が広がることになります。
それにより、車種によっては重量税や取得税が高くなってしまうことがあるので注意が必要です。

フェンダーアーチモールの取り付け方

JURAN フェンダーアーチモール 2.5m 黒色

JURAN フェンダーアーチモール 2.5m 黒色

フェンダーアーチモールは数多くのメーカーから販売されています。
汎用品として販売される製品は、1本の長いテープ状になっているので、適切な長さにカットして使用します。
ドレスアップ目的であれば両面テープのみでの貼り付けで車検は通ります。
はみ出したタイヤをフェンダー内に収める目的の場合は両面テープとビスやリベットを併用して固定する必要があります。
しっかりと取り付けられる手順をご紹介します

  1. 帯状のモールを車に仮当てして必要な長さ形状に加工します。 多くの製品がウレタンやゴムなど柔らかい材質でできているので、一般的なはさみやカッターで加工できます。
  2. 取り付け面の汚れを落とし、シリコンオフなどで脱脂します。汚れや油分がついていると、両面テープの剥がれの原因になります。
  3. フェンダーアーチモールとフェンダー端から貼り付けていきます。気温の低い日に取り付ける場合は、ドライヤーなどで貼り付け部分を温めながら作業すると、しっかりと貼り付けられます。
  4. 確実な貼り付けを望むのであれば、取り付け後24時間ほどは車を動かさないほうがよいでしょう。

車種専用設計の製品ならば、既存の穴やボルトを使って止めるように設計されていますが、汎用品の場合は使えそうな穴を探す必要があります。
もしも使えそうな穴がなければ、インナーフェンダーやボディに取り付け穴を開けなければいけません。
電動工具の使用の際はケガなどに注意してください。

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フェンダーアーチモールをつけよう!はみ出したタイヤは危険!

ホイール ツライチ

保安基準の一部改正によって10mmまでのはみ出しタイヤが法的に認められるようになりました。
それによってフェンダーアーチモールが不要になるかというとそうではありません。
10mmまでのはみ出しが認められるのは、リムガードなどのタイヤの構造上のやむを得ない場合であって、はみ出しタイヤが合法的に認められる訳ではありません。
車体からはみ出したタイヤは危険です。
適切な方法で取り付けたフェンダーアーチモールで保安基準に適合させましょう。
はみ出すギリギリのツライチタイヤの格好良さは魅力ですが、周りや歩行者に対して安全な車が、一番格好良い車なのではないでしょうか。

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この記事の執筆者
MOBY編集部カー用品チーム

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