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凍結した路面を運転する際のコツと注意点【くるまTips】

雪が降ったあとの路面は凍結しやすくなります。路面が凍結すると走行中に滑りやすくなり、事故が増える傾向にあります。

最初にお伝えしておくと、路面の凍結や積雪が予想される際はなるべく車で外出しないのが理想的。今回は、やむを得ず外出しないといけないというケースにおいて、凍結した路面で安全に走行するためのコツや注意点などを解説します。

路面が凍結しやすい場所とは

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路面が凍結しやすい場所は主に以下の3箇所。

  • 日陰になっている道路
  • 橋や立体交差
  • 交通量の多い交差点

これらがなぜ凍結しやすいのかを解説します。

日陰になるところは気温が下がり凍結しやすい

日が当たらない場所は日中に気温が上がらず、積もった雪が溶けにくいので凍結しやすくなります。

該当する例としては、建物の影や林に覆われているような場所などが挙げられます。

橋の上は地熱が伝わらないため凍結しやすい

橋や立体交差の上などは、地面からの熱が路面へと伝わりません。路面のすぐ下は風が当たり続けるため、冷やされてしまいます。

降雪時に気温があまり低くなくても、橋の上だけ凍結しているということもよくあります。

交差点は雪が踏み固められてアイスバーンになりやすい

交通量の多い交差点は、多くの車が行き交っています。路面に降った雪が、行き交う車のタイヤで押し固められてしまい、圧雪アイスバーンと呼ばれる凍結した路面になることがあります。

白線などの道路標示なども見えづらくなります。

凍結した路面を走行する時のコツ

©Nature K Photostudio/stock.adobe.com

凍結した路面を走行する時のコツをいくつか解説しますが、共通するのは「丁寧な運転を心がける」ということです。

路面の危険性を常に意識して、無理のない運転で走行してください。

アクセルを軽く踏む

凍結した路面では、アクセルを軽く踏むようにして、緩やかな加速を心がけてください。

エンジンが大きな音をたてるくらい強くアクセルを踏むと、タイヤが滑って空転したり、車が横滑りを起こしたりしてしまいます。

ブレーキは何回かに分けて踏む

ブレーキを踏む時も、アクセルと同様に軽く、何回かに分けて踏んでください。強くブレーキを踏むとタイヤにロックがかかり、制御できなくなるためです。

最近は、滑ってもタイヤをロックしない機構「ABS(アンチロックブレーキシステム)」が搭載されている車が増えました。

とはいえ、不測の事態に備えて、できる限り滑らないような運転を身に着けておくことは大切。ABSの有無に関わらず、何回かに分けたブレーキ操作を心がけましょう。

車間距離を充分にあけておく

前の車との距離が近いと、万が一滑った時にぶつかってしまいます。車間距離は路面が凍結していない時以上に広くとってください。

充分な車間距離をとっておけば、滑ってしまっても追突する危険を回避できます。

ハンドルは少しずつ切る

晴れた時の路面と同じようにハンドルを切ると、滑るだけでなく、思いも寄らない方向へ進んでしまうことがあります。ハンドルを切って滑ってしまうと車のコントロールは全く効かなくなり危険です。

できるだけ少しずつハンドルを切るようにしてください。

轍(わだち)に沿って走行する

轍とは、車が通った路面に残した車輪の跡のことです。轍に沿って走ることでタイヤが滑りづらくなります。

筆者は雪道を走行中に轍からそれてしまい、車がスリップしながら2回転して、土手にぶつかって止まったという経験があります。対向車も後続車も歩行者もいなかったことに加えて、土手には雪が積もっていたのでそれがクッションとなり、車も筆者も無事でした。

前の車と同じ走行ラインを走れば、轍に沿った走行が可能となり、滑らずに走れるかもしれません。

車線変更はできるだけしない

車線変更は滑る原因になります。上記で紹介したように轍からそれることになり、スリップする危険性も高まります。

やむを得ない場合以外は車線変更はしないようにしましょう。

スタッドレスタイヤ・チェーンを装着

冬の運転では必需品と言えるかもしれません。特に、スタッドレスタイヤは、すぐに装着するのは難しいため、降雪の可能性がある場合は事前に装着しておきましょう。

また、出発地点では雪が降っていなかったとしても、出かけた先で路面が凍結しているかもしれません。

道路によっては、タイヤチェーンを装備していないと走行できないという道路もあります。冬のドライブにはタイヤチェーンの携行は必須と言えるでしょう。

真冬に運転する時の注意点

©One/stock.adobe.com

ここまで、路面凍結時のコツを解説しました。ここからは、路面が凍結していなくても、真冬に運転する際、どのようなことに注意するべきなのかについて解説します。

カーバッテリーの性能が低下しやすい

気温が下がる冬場は、カーバッテリーの蓄電池の化学反応が活性化されなくなると言われています。つまり、電気を生み出す能力が低くなってしまうのです。

そのため、エンジンがかかりづらくなります。かかったとしても暖房が効きづらい、ヘッドライトが点灯しないということもあります。

バッテリーの容量が充分にあるか、乗車前に確認するようにしてください。

ディーゼルエンジンの燃料が凍結してしまう

ディーゼルエンジンの燃料には軽油が使われています。この軽油にはワックス成分が含まれており、気温が低下すると、分離してドロドロの粘液状になることがあります。

ドロドロになった燃料が、通過するフィルターなどに詰まると、アイドリング不良やレスポンス(操作時の反応)の悪化を招く恐れがあります。

こうしたトラブルを防ぐためには、寒冷地で販売されている軽油を給油することです。東北地方から北海道にかけては冬の間、分離しづらい「3号」と言われる軽油が販売されています。

長時間駐車するならワイパーを立てておく

雪が降っている場所で駐車すると、ワイパーがフロントガラスにくっついたまま凍結してしまいます。無理に動かそうとすると、ワイパーのゴムが切れてフロントガラスを拭き取れなくなったり、最悪の場合、故障して動作しなくなる可能性があります。

短時間であれば問題ありませんが、30分以上駐車する時は、ワイパーを立てておくようにしましょう。

危険だと思ったらなるべく運転しないで!

冒頭でもお伝えしましたが、路面の凍結や積雪が予想される場合、できるかぎり車での外出は控えてください。

タイヤチェーンやスタッドレスタイヤといった防滑措置(ぼうかつそち)を施していない場合は絶対に走行してはいけません。

また、防滑措置を施していても、他の車両が何も対策していなかった場合、巻き込まれてしまう可能性があるのでどちらにせよ危険です。

どうしても外出しなければいけない場合、今回お伝えした内容を踏まえて安全運転を心がけてください。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...
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