【教えて！自動車保険】日新火災海上保険はどう？補償内容やデメリットと魅力は？

日新火災ってどんな保険会社？

正式社名は「日新火災海上保険株式会社」といい、東京海上日動グループの傘下となる日本の損害保険会社です。

日新火災海上保険の歴史は古く、設立は1908年、帝国帆船海上保険株式会社でとなっています。日新火災海上保険となったのは、1943年、豊国火災保険株式会社、福寿火災保険株式会社と合併したときにさかのぼります。

日新火災海上保険の自動車保険のラインアップ

日新火災海上保険には、強制保険（自賠責）、任意保険1種の自動車保険があります。任意保険は、「ユーサイド」という名称がついています。

日新火災海上は、代理店型の自動車保険で、契約手続きは損害保険募集人資格を持った代理店営業マンとする方法のみとなります。

任意保険：ユーサイドの基本補償

日新火災海上の「ユーサイド」は、次の基本補償があります。

■対人賠償責任保険（事故の相手を死傷させたときの賠償に対しての保険）
■対物賠償責任保険（事故の相手のものを損傷等させたときの賠償に対しての保険）
■人身傷害保険（自分自身や同乗者のケガに対する保険）
■車両保険（契約した車の全損、修理代に対する補償）
※任意保険について詳しくお知りになりたい方は、下記のリンク先の記事をご参照ください。

任意保険：ユーサイドの特約

日新火災海上の任意保険「ユーサイド」の主な特約には次のようなものがあります。

【交通弱者補償特約】
対人賠償責任保険にセットできる特約。
歩行者など車に乗っていない人を死傷させた場合、対人賠償責任保険では補償されない人の過失割合部分について保険金を支払うもの。
1事故・傷害被保険者1名につき最高2億円の保険金額。

【対物超過修理費補償特約】
対物賠償責任保険にセットできる特約。
相手車の修理費が対物賠償責任保険で補償される時価（中古車相場ではなく、保険会社の定める時価）を超えた場合、その差額に過失割合（事故の責任割合）を乗じた額を支払う特約。

【交通乗用具事故特約】
人身傷害補償保険にセットされる特約。
人身傷害補償保険の補償の範囲を広げ、契約する車以外の車に乗っていたときの事故、自転車乗車中、歩行中の交通事故、公共交通機関に乗っていたときの事故も補償する特約。

【入院時諸費用特約】
人身傷害補償保険にセットできる特約。
入院時の差額ベッド代、お花代、必要となったベビーシッター費用、家庭教師費用など、19種類の補償から任意に選べる特約。

【障害一時金特約】
人身傷害補償保険にセットできる特約。の被保険者の入・通院日数が3日以上のときに、一時金が支払われる特約。
1事故・被保険者1名につき一律5万円。

【人身傷害補償保険（定額払）】
人身傷害補償は実損払いといい、事故の過失割合に関わらず、実際に損害を受けた額に対して保険金が支払われますが、これは定額で保険金が支払われる特約。
さらに、医療保険金については2倍の保険金が支払われる特約もある。

以上は主な特約で、これら以外にもさまざまな特約があります。

日新火災海上の車両保険

日新火災海上の車両保険は、非常にオーソドックスな構成となっています。契約のタイプは、一般車両保険とエコノミーの2種類です。補償の内容は、次の場合で車が損傷した場合となります。

• 火災、台風などの自然災害（地震・津波除く）
• 盗難
• いたずら
• 落下物、飛来物
• 車、バイクとの衝突
• 単独事故

エコノミー車両保険では、上記の内、次の場合が補償対象外となります。

• 単独事故
• 自転車、電柱などとの衝突

日新火災海上の車両保険の特約

「アサンテ」とは、車両事故のとき、日新火災海上の指定修理工場でリサイクルパーツを使用して修理することを条件に、車両保険料を約10％割引する特約のことです。この特約は、日新火災海上独特なものです。

日新火災海上では、アサンテで得た収益の一部をグリーンベルト運動に寄付しています。なお、アサンテを付けられるには、車の年式など条件がありますので注意してください。

※車両保険の基礎的なことについて詳しくお知りになりたい方は、次のリンク先の記事をご参照ください。

日新火災海上のサポート、メリット・デメリット、保険料は？