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ゼロから車中泊DIYは無理?!そこでキットやパーツで半分DIY3選!ハードル低いかも!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


軽トラや軽バンを車中泊仕様にDIYしてみたい。

大きなキャンピングカーを購入するような予算も要らないし、自分の好みでカスタマイズもできるしいいかも。

そんな風に考える方は多いと思います。

しかし同時に、DIYに興味はあるけど、何もないところから自分で大工仕事のようなことまでする知識も技術も自信もないという方も多いのではないでしょうか。

そこで提案したいのが、あらかじめ車中泊用に作られたキットやパーツを組み合わせて、自分好みの1台を完成させるという方法。

ある程度まで出来上がったキットやパーツを使うので、DIY初心者にもハードルが低いと思います。

そこで本記事では、8月の6日と7日に幕張メッセで開かれたクルマとアウトドアギアの大祭展「アソモビ2022 in Makuhari」に出展していた中から、車中泊仕様のDIYにおすすめなキット&カスタムパーツブランドを3つ紹介したいと思います。

内装を自分でカスタムするキャンパーシェル「HA★CO」株式会社NEXT LIFE(ネクストライフ)

展示車のベースはダイハツのハイゼット・ジャンボ

スズキ・エブリイをベース車にしたリトルモンスターなどの軽キャンパーの製作・販売やレンタルキャンピングカーサービスを行っている株式会社NEXT LIFE(埼玉県比企郡)。

こちらから8月6日に新発売されたばかりなのが、軽トラ用キャンパーシェル「HA★CO」です。

キャンパーシェルは、荷台に載せるだけで軽トラックが車中泊仕様車に早変わりできるので、外しておけば普段は普通に軽自動車として使えて便利。

軽トラックをベース車にして車中泊仕様車を持ちたいという方には手軽で、お財布にもやさしい選択だと思います。

べニア板を貼った状態(左の壁)、断熱材を入れた状態(右の壁)、アルミフレームと外装のみの状態(正面)

しかも「HA★CO」は、その名の通り基本的に家具も内装もない箱の状態であるスケルトン仕様

買ってから少しずつ自分の好きなようにカスタムできます。

内張もなにも要らないという場合は、アルミフレームと高耐久パネルの外装にリアエントランスドアとサイドウインドーだけの標準仕様で販売。

断熱材やべニアの内張くらいは貼ってほしいという要望があればオプションで施工できます。

ブラックのボディカラー(ブラックシェル)はオプションで120,000円(税別)

ちなみに価格は標準仕様が820,000円(税別)。

ボディカラーは、ホワイトとブラック(オプション)の2色。

断熱・べニア、基本配線、外部電源取り込み、100Vコンセント、照明配線を施した安心パックが1,070,000円(税別)となっています。

さらに小窓の追加やエアコン、ベンチレーターの設置といった素人では無理そうな施工はオプションで依頼が可能

ほぼ何もない「箱」の状態から軽トラックキャンパーをDIYで作ってみたいという方におすすめです。

「元は同じ箱(HA★CO)でも、DIYすれば十人十色で全然違うものができておもしろいと思って作りました。購入した人みんなで集まって見せ合うのもいいですね」(株式会社NEXT LIFE 代表取締役・伊田さん)

公式サイトはこちら▷ NEXT LIFE

穴あけ不要で取り付け簡単!軽トラ用カスタムパーツ「SPIELER」 WACHSTUM(ヴァクストン)株式会社

こちらも軽トラックをベースに車中泊仕様車をDIYしたい人におすすめのブランド。

フレームセット、収納用ボックス、ルーフレールなどを必要なものだけ単体で購入できます。

もともとは精密板金(金属加工)業をやっていて、ここ1~2年で車用部品の製作・販売に参入したWACHSTUM株式会社(兵庫県姫路市)のカスタムパーツブランド「SPIELER(シュピーラー)」。

金属加工はお手のものということで、どのパーツも見ただけで高品質なのがわかります。

荷台にテントを載せているので、このまま車中泊が可能。

「SPIELER」ブランドの中の軽トラ用パーツが「Racktra(ラクトラ)」シリーズで、軽トラの荷台を囲むフレームセットや収納用のボックス、ルーフレールなどを好きに選んで組み合わせることで、車中泊仕様車をDIYできます。

「Racktra」のフレームセットは「耐荷重約1t」という高い強度

ルーフテントを載せてさらに人が寝ころんでもビクともしない安心感があります。

展示車に付けられていたフレームセット用テント(秋頃発売予定)はしっかり防水加工されているので「実際に雨の日に使ってみましたが、雨漏りもなく雨が浸みることもなかったので、軽トラの荷台でキャンプできます」(SPIELERの玉岡さん)

どのパーツもあらかじめ軽トラに開いている穴に、付属の専用工具(たった3種類!)を使ってボルトで留めるだけ。届いたらすぐに装着可能です。

スズキ キャリイ(OEMの日産 NT100クリッパー、三菱 ミニキャブ、マツダ スクラム含む)、ダイハツ ハイゼット(OEMのトヨタ ピクシストラック 、スバル サンバー含む)に適合(詳しい適合型式は公式サイト参照)。

荷台用のフレームセットでも価格は、車種によって266,200~288,200円(税込)。

手が届き安い価格設定なのもうれしいポイントです。

軽トラ用だけでなくジムニー用のカスタムパーツもラインナップしているので、ぜひチェックしてみてください。

公式サイトはこちら▷ SPIELER

軽バン+約30万円のキャビネットで軽キャンピングカー完成?!「クルキャビ」 株式会社ジェーピーエヌ

展示車は2021年の12月にフルモデルチェンジされたダイハツのアトレー・ハイゼットカーゴをベース車としていますが、スズキ・エブリイ用もあります。

軽自動車ベースのキャンピングカーは、トヨタ・ハイエースなどのバンやトヨタ・カムロード(トラック)ベースのキャンピングカーと比べると安価なこともあり、人気のカテゴリー。

しかし、比較的安いといっても、ベース車の価格や装備をどれだけ付けるかにもよりますがメインの価格帯は大体220万~350万円くらいでしょう。

キャンピングカーでなければそこそこ大きなSUVだって買えてしまいます。

「もっと手軽に身近に車中泊を楽しんでもらう方法を提案したかった」(ジェーピーエヌ常務取締役・増田さん/埼玉県川口市)ということで登場したのがクルージングキャビネット=「クルキャビ」。

電源一式に換気扇まで標準装備。

換気装置にシャワーや5Lのポリタンク、3連照明スイッチ、換気扇風量調整、シガーソケット×2、USBソケット、ソーラー電気取り入れ口、LED照明(色温度返還・調光リモコン付き)が付いたキャビネットで、298,000円(税別)です。

ちょっとした価格破壊ではないでしょうか。

1カ所だけ車両のバッテリーから電気を取る穴を開ける加工が必要ですが、そのほかはベース車の既存の穴にボルトとナットで留めるだけで装着できなので脱着も簡単。

後はフラットにしたシートの上にマットでも敷けば、上の写真のように立派な軽キャンピングカーの完成です。

ジェーピーエヌの車中泊用電気製品ブランド「直流家」の炊飯器「タケルくん」や湯沸かし器「ワクヨさん」がピッタリ収まります。

さらに、同じ株式会社ジェーピーエヌの車中泊用電気製品ブランド「直流家」の炊飯器「タケルくん」や湯沸かし器「ワクヨさん」などを積んでおけば、もっと便利に車中泊を楽しめます。

公式サイトはこちら▷ 株式会社ジェーピーエヌ

まとめ

軽トラックと軽バン向けの車中泊キット&カスタムパーツを紹介しました。

本記事で紹介したようなキットやカスタムパーツを活用すれば、予算が潤沢でなくてもとりあえず車中泊が始められます。

そして、シンプルな状態から使ってみて、少しずつ自分仕様に仕上げいくというDIYする楽しみも付いてくる。

2度おいしい選択と言えるかもしれません。

ライター:DRIMO編集部

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執筆者プロフィール
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